新しい工具を手に入れました。
前から気になっていた、クーラント交換時のエア抜きを容易にするものです。 なんと! ¥3000弱、送料無料。 まぁ作りが悪くても、使えれば良い。で買いました。
実際、繋ぎ替えのチャックの出来が悪かったり、バリがあったりで、見事な中国クオリティですね。 あとは、何故かタンスに入れるような防虫剤っぽい匂いが強烈でした。
左下へエアホースを接続すると、そのまま上にエアーが抜けます。 このとき発生する負圧を利用して、冷却系内部の空気を吸い出す仕組です。
試しにエアコン用の真空引きコンプレッサーで引いてみました。 かなり強力です!
クーラント チェンジャーの上級モデルは、真空到達度を上げているので、この方が良いかもしれません。
ここまで引けましたよ。
と、、 ここで、、ん? となりました。
使い方は、別でクーラントのタンクを用意し、負圧で冷却水路を引いてから上の画像のように、ボールコックを閉め、吸水用のホースへ繋ぎ変えます。
皆さん、お気付きでしょうか?
タンクからホース内の空気はどうなるのかと、、
これでは納得がいかないので、早速加工します。
ホームセンターって良いですね、何でもありますから。
急ぎでなければモノタロウがオススメです。
加工後です。 コンプレッサーなどのエアー配管を二股に分けるブロックが手持ちでありましたので、これを使い、真空引きラインとクーラント チャージラインと分け、それぞれにボールコックを付けました。
エアー配管キット付属のエアー負圧はそのまま残し使えるようにしてあります、
使えるようになりました!
チャージライン用に新たに買ってきたホースが柔らか過ぎたり、リザーブ側へ通路が通ってしまっていたり(画像では黄緑のドライバーで塞いでいます)しますが、とりあえずはオーケーとします。
タンクは大き過ぎるのも嫌なので、10Lサイズにしました。 MAXで12Lぐらい入るので、ハイエースの11Lあたりまではカバー出来そうです。
最近入庫の多い、軽のバンは、エアが抜けにくいので活躍に期待です。
整備士の誰もが嫌がる、バモス、アクティでも試したいですね〜。
追記H30.10.10
FD3S 13B 冷却水量8.8L です。 この車両もエアが抜けにくいようなので負圧で抜きます。
バッチリ引けます。
今後の改善点は負圧でホースが潰れてしまうところですね。
タンクの高さが有れば、この状態で継ぎ足す事も可能です。