今回はフロントタイヤの切れ角を制限するストッパーを製作します。
シルビア系は過去に作りましたが、100系は初。
足廻りの構造が全く違うので、暫くシンキングタイムです。
製作にあたり考えたのは、長さを調整出来る事と、車体側への加工を最小限にする事です。
これは、以前シルビア系に使用した調整式の部材です。 今回も同じ手法を盛り込みます。
左のボルトの首が曲がっているのが分かりますか?
シルビアに実際に使用して曲がってしまった物です。 フルカウンターまでドカン! と当てると、かなりの力が掛かるという事です。
そこで今回は、右のように2サイズ、アップグレードしました。 M12 → M16 。
理由には、取付しようとする場所が直角にならず、より強度が求められる事もあります。
下側のロックナットと上側のボルト頭を旋盤で加工します。
長ナットを板に直溶接するので、ロックナットとボルト頭は、それよりも小さくないと回せないのです。 調整用にフライスでそれぞれ、その2面も削りました。
プレートを切出し、溶接です。
さて、いよいよ取付ですが、車高調の下側ブラケットの外側へ溶接します。 ちょうど補強部材にもなりそうです。
ちなみにこれは左側です。
タイヤがテンションロッドへ当たった跡ですね。
溶接しました。(右側)
左側
左側
右側
タイヤとテンションロッド間。 部品を仮組、ボルト最短で、リフトアップ状態にて少し隙間があります。
隙間を無くすぐらいは調整出来るように、ボルト頭を更に削りました。
隙間は3mm程となりました。
最終的に防錆とツヤ消しブラックを吹いて完成です。
その後、試運転したところ、、
当たってます。。
隙間を10mmぐらいに調整して当たらなくなりました。 やはり調整式である事は重要ですね。