マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

JZX100 調整式ナックルストッパー製作

 

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今回はフロントタイヤの切れ角を制限するストッパーを製作します。

 

シルビア系は過去に作りましたが、100系は初。

足廻りの構造が全く違うので、暫くシンキングタイムです。

 

製作にあたり考えたのは、長さを調整出来る事と、車体側への加工を最小限にする事です。

 

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これは、以前シルビア系に使用した調整式の部材です。  今回も同じ手法を盛り込みます。

 

左のボルトの首が曲がっているのが分かりますか?

シルビアに実際に使用して曲がってしまった物です。  フルカウンターまでドカン!  と当てると、かなりの力が掛かるという事です。


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そこで今回は、右のように2サイズ、アップグレードしました。  M12  →  M16  。

理由には、取付しようとする場所が直角にならず、より強度が求められる事もあります。


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下側のロックナットと上側のボルト頭を旋盤で加工します。

長ナットを板に直溶接するので、ロックナットとボルト頭は、それよりも小さくないと回せないのです。  調整用にフライスでそれぞれ、その2面も削りました。

 


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プレートを切出し、溶接です。

 

 


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さて、いよいよ取付ですが、車高調の下側ブラケットの外側へ溶接します。  ちょうど補強部材にもなりそうです。

ちなみにこれは左側です。


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タイヤがテンションロッドへ当たった跡ですね。


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溶接しました。(右側)


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左側


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左側


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右側


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タイヤとテンションロッド間。  部品を仮組、ボルト最短で、リフトアップ状態にて少し隙間があります。

 


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隙間を無くすぐらいは調整出来るように、ボルト頭を更に削りました。

 


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隙間は3mm程となりました。

最終的に防錆とツヤ消しブラックを吹いて完成です。

 

 

その後、試運転したところ、、    

 

 

当たってます。。

 

 

隙間を10mmぐらいに調整して当たらなくなりました。  やはり調整式である事は重要ですね。