先日組んだSR20のアルトラック製インテークマニホールドの画像をアップしておきます。
内部はファンネル構造です。
足の部分はマシニングにて削り出し。
スロットル部、内径は72mm。
アルトラックの溶接はどれも綺麗で作りも良いですね。 今回の製品は純正インマニを使うタイプでした。
さて前回、謙虚と感謝というワードが出ました。
どちらにも言える対義が、高慢、慢心、でしょうか。
人は全てが当たり前となってしまうのです。
あなたが生まれ、今も生きている事。
病気や怪我も無く生活している事。
親や兄弟、友人が生きている事。
不自由無く、学校や会社に行ける事。
毎日普通に御飯が食べられる事。
電気、水道、ガス、携帯電話。
挙げればキリが無いですが、そのどれもが皆あって普通。が当たり前です。
それは無くなって初めて気付くのです。
(ここまで下書きしてあったところで台風21号が来ました)
なんと、過去に経験の無い程の風と停電です。
昼間、工場に戻ると。 ? 電気が付きません。
疑ったブレーカーでもなく、尋ねたお向かいさんのところにも電気が来ていません。 電話で近くの自宅にも確認します。 やはり停電です。 リフトも何も動きません。
復旧の見通しが無いので、充電式のライト類を袋にまとめて徒歩で自宅へ帰ります。
工場を出ると木々はしなり、凄まじい風。 そして路地の角を曲がると、細い道の先には飛ばされたゴミなどが散乱しています。 するとその中の、波トタン二枚が砕けながらこちらへスッ飛んでくる!!
なんとかかわし、足に小さな破片が当たる程度で済みました。 もう映画さながらです。
このあたりで本能的に身の危険を感じ、全てを探りながら進んでいきます。 家が近づくと、物干し台が曲がり倒れ、瓦が散乱し、30cmはある木が根っこから抜けて倒れていました。 まさに危険です。
家に入り家族の無事を確認し、この後の流れを考えました。 電気はX、水道とガスは○ 救いは水とガスがある事です。 そこで、まだ日没までは時間があったので、明るい内に私だけでもお風呂に入ることにしました。ガッツリ濡れてますしね。
しかし我々の生活はどこまでも電気に頼っている事が身に沁みます。 ガスが来ていても給湯器が作動しません。 幸いウチは薪炊き併用なのでお湯は使うことが出来ました。 シャワーは水です。
そして陽が沈みきる前に早目に御飯を頂きます。
今回、もしキッチンがIHだったとすると厳しいなと感じました。 下の子がまだミルクなので、普通にガスでお湯が沸かせて良かったです。
、、、 ウチも、辺りも、真っ暗となりました。。
ここで母親が以前買い足した、庭のソーラーLEDランプ10本が大活躍。 キッチン、階段、トイレ、洗面と優しく照らしてくれました。
子供のミルクの時間が近いので、このタイミングで2人共お風呂に入れます。
もちろんドライヤーが無いのでタオルドライとウチワでパタパタ。 幸い台風が通過後にも風は強かったので、エアコン無しでも大丈夫でした。
子供をウチワで扇ぎながら寝かしつけ、昔はこんな感じだったんですね。
電気の復旧は、翌日も一日中駄目だとの想定でいましたが、有難い事に一息ついて読書し、うたた寝している間に戻っていました。
今回7時間程の停電でしたが、とてつもない気付き、悟りを頂けました。 本当に何かが無くならないと気付かないのです。
我々は、雨、風はもちろん、電気ですらどうする事も出来ないちっぽけな存在です。 おごる事無く、謙虚に。
全てに感謝して進み直しましょう。