マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

EG9 クラッチ パワステラック ハイパコ交換

 

f:id:avel8468:20180922132650j:image

EG9  シビックの4ドア、フェリオの軽量フライホイール面研後です。 研磨前重量 6.1kg 。  研磨量は0.2mm 。

ちなみにEG6は2ドアのシビックですね。


f:id:avel8468:20180922132653j:image

研磨は外注です。  クラッチカバーの取付部も同量切削しますので、邪魔になるピンを外す必要があります。  

しかし無加工での抜取りは困難を極めます。方法としてはコレットのような全面接触による保持からの引出し、あるいはピンに溶接しての引出しのどちらかと思われます。  

 

今回は裏から細目のドリルであなを空け、叩き出しとしました。 3本です。


f:id:avel8468:20180922132624j:image

研磨前は内側が強く減っています。


f:id:avel8468:20180922132636j:image

ディスク面とカバー取付面の段差は 2.76mm 。


f:id:avel8468:20180922132642j:image

クラッチ類はエクセディの純正相当品。


f:id:avel8468:20180922132633j:image

クラッチのセンター出し治具は、ギア一式のメインシャフトです。

 

f:id:avel8468:20180922133312j:image

ミッション分離。


f:id:avel8468:20180922132648j:image

えーっと、今回はですね。 クラッチの切れ不良で入庫しての交換です。 面研フライホイールは車両に着いていた物です。


f:id:avel8468:20180922132645j:image

不良の原因はですね。上の画像にあるクラッチカバーのストラップのリベットが破損し、暴れた結果、、

 

 

 

f:id:avel8468:20180922133220j:image

 

 

 


f:id:avel8468:20180922133223j:image

カバーが真っ二つ!  でした。

これはそうそう見る事は無いですね。というか初めて見ました。

 

話では、ガケに落ちそうになった車(2000cc)を、牽引ロープで引っ張りこうなったそうです。

高回転でクラッチをドカン。 相当な負荷だったのでしょう。

 

レリーズベアリングを一緒に交換してクラッチは完了。


f:id:avel8468:20180922132639j:image

今回パワステも一緒に交換します。


f:id:avel8468:20180922132627j:image

右のラックブーツが内部からのフルード漏れでベタベタです。


f:id:avel8468:20180922132630j:image

交換はリビルト。  はじめは在庫無しで、現物修理予定でしたが、運良く一個見つかりました。

 

f:id:avel8468:20180922133417j:image

最後はハイパコスプリング(中古)に交換です。

ハイパコ

F  65-8-750  13.4k  204mm  13.96mm(バネ線径)

R 65-8-550  9.8k  202mm  12.9mm

RG

F  14k  175mm  13.12mm

R 10k  201mm  13.1mm

 

車高

518   516      523   521

               →

516   520      521   522


f:id:avel8468:20180922133419j:image

長さを合わせ、アライメントを取り完了です。

クラッチの慣らしを含め試運転しましたが、どうも車体が暴れます。  確認すると、車高調の減衰がほぼマックスだったのでほぼミニマムにして落ち着きました。 その辺りはまた調整して下さい。 バネはほぼ同レートですが、良い具合に硬くなりました。 減衰がその証拠ですね。