私が180SXに使っていた GR6 です。 以前に他車と当たってしまいロッドが曲がっているはずです。
今回構造確認も含めて全バラしたいと思います。
足はバネ外しぐらいでダンパーを分解した事はありません。 探りながらいきましょう。
早速ですが、予想外に上のナットが空回りして緩みません。 インパクトでも無理でした。
最後の手段はプレスでGを掛けて緩めます。 プレス以外だと車両に装着して1G接地するしか方法は無いでしょう。 普通はインパクトで緩むんですけどね。
ようやくダンパーのみになりました。
良く見るとCのスナップリングがあります。
径の合うパイプを使い内側を押し、スナップリングを抜きます。
下側も同じようにスナップリングです。
外すと 「ポンッ」 と音がしてフタが抜けました。
窒素ガスは残っていたようです。
オイルは汚れてますね。
下ブタ外側中央にはボルトが。
下ブタ内側中央にはシリコン状の栓がしてあります。
中のロッドも抜けました。
左側が上ブタ、右側がロッド下、コレが上ブタと下ブタの間を動きます。
上ブタ内側、ロッドのオイル漏れはこの部分ですね。
上ブタとロッド下との当たり面のブッシュ。
目の錯覚ではありません。 曲がってます。
ロッド下のこの部分が減衰を作ります。
多重ワッシャーを外すとピストン油路が見えます。
この穴の大きさと数で減衰が変化します。
曲がったロッドの中に減衰の調整機構が入っています。
イマイチ減衰調整の構造が分からなかったんですが、どうやらピストン自体には関係無く、ロッド単体で機能するようです。
縮み方向、つまりはバンプ側のみにしか効かない構造だと思われます。
ちなみにロッドの曲がりは 3度。
なんとなくプレスで戻しました。
もしや復活したりして、、 続きはまた何処かで。