この度、初めて車上でのバルブステムシールの交換となりました。 上は完成したセットです。
車両は HA1W 三菱のアイ 。
実際の交換は後日アップします。
先日買いに行ったバルブスプリングコンプレッサーは、この アイ 用でした。
シリンダーヘッドを取り外さない場合には、この様なコンプレッサーが必要となります。
しかし、アイには全く使えませんでした。
スプリングの外側に隙間が無いのと、エンジンが傾いている為、この工具では下のエキゾースト側はアクセス不可なのです。
ちなみにアイは、横置きリアエンジン、ターボです。
右は手持ちのコンプレッサー。 ヘッドをバラした時に使います。
エンジン全バラでのステムシール交換はコレでやっていますが、今回は手強いですね。
左が今回仕入れた物ですが、先端部分は全く同じでした。
やはりエンジンずらすか、降ろさないと駄目かな〜 っと考えてたら思い付きました。
いざホームセンターへ。
思い描くものを、なるべく最小限でカタチにします。
材料は、
M6アイボルト×2
M6高ナット×2
M6全ネジ
あとはコンプレッサーの先端を使用します。
まず高ナットの外周を旋盤で削り、左のネジ穴にスッポリ入るようにします。
そこにアイボルト。
下側はフリーに動いてしまうので、
適当なM6ボルトで固定してみました。
これでスプリング上は完成。
次はアイボルト、高ナット、全ネジを切出し、このようにします。 支点の完成。
実際には 3/8 エクステンション で上のように使用します。 見事に成功です。
あと、この場合プラグ穴からエアーを導入し、バルブを保持する必要があります。
こちらは新品のバルブステムシールを打ち込む為の工具を作ります。
径の近いアルミパイプがあったので、先端を叩いてピッタリ合うようにします。
バッチリ。
エンジンのオーバーホールならばバルブを取り外しますが、車上ではバルブの長さ分を逃げないといけません。
長さは80mmとしました。
こちらはホースプライヤー小です。
以前からステムシールの取り外しにも使用していました。
しかし今回は狭過ぎて使えません。
45度ベントを、
90度ベントへ。 炙って曲げました。
その後、上のインテーク側は良かったのですが、下のエキゾースト側は狭く、
切断されてしまいました。
後で溶接して短く作り直します。