さて、年末に割れてしまった一番重要な首です。
こう見ると、補修されていた溶接は全く溶け込んでいなかったのが分かります。
土台側も同じです。
では進めていきましょう。
まずは開先加工。
溶け込むように、
V字にします。
正月からグラインダーで削りまくる事になるとは、、 この厚さはさすがに時間が掛かります。
考えた末、この様な治具としました。
下側が平面にならないといけません。
とりあえず溶接完了。
治具がしっかりしているので約9割をこちら側から溶接しました。
溶接した感じでは、溶融池がパチパチと弾け、まともに溶接出来ません。
素材的にスポンジのようなスカスカ感がある為でしょうか?
以前鋳物のナックルを溶接した時は問題ありませんでしたが、コレは別モノですね。
溶接棒はステンを使用していますが、溶けた所にすかさず溶かし込みパチパチを押さえ込むように進めていきました。
今度は裏側を開先。
治具はこの様に。
溶接し、
グラインダーで平らにして完成です。
この感じ、衝撃があると溶接の外側から割れる可能性もありそうです。
鋳物用の溶接棒だと上手く溶けるんですかね〜⁈
とりあえずはこの状態で頑張ってもらいましょう。