めっきり見掛けなくなったGTOです。
H12年 最終後期MR。
V6 3000cc ツインターボ 4WD 6速
その昔でも異彩を放つ存在ですね。
さて車検整備を進めましょう。
オイル&フィルター。
フィルターはなるべく容量の大きいものを使いたいですね。 今回は外したのより大きいものとなりました。
話には聞いていましたが元は左ハンドル設計で、無理やり右ハンになってます。
なんとブレーキマスターは左側のままリンクで繋がっているようです。
ブレーキフルードをスーパーDOT4で交換し、
こちらはクラッチフルード交換。
なんとバッテリーを外し、その土台も外し、ウォッシャータンクをズラしてようやくアクセスできました。
これでもクラッチのオペ側は殆ど見えません。
何故かクラッチラインの分岐が多く、全く同じエア抜きが2個付いていました。 1個で良いのでは⁉︎ と思いますが何か意味があるんでしょうね。
そしてバッテリーのキルスイッチの接点にカーボングリス。
ボンネット裏で見つけたステッカー。
エンジン後側のみプラチナプラグ設定だったようです。 整備性が悪い為と思われます。 6本全てで良かったように思いますがコストでしょうね。
こちらは左前のタイヤハウスです。 ホイールは18インチ、車高はそんなに低くはないですが、たまのサーキット走行時のブレーキングによるフルバンプで当たってしまうようです。
インナーライナーの削れは仕方ありませんが、内部のハーネスにもヒットしていましたので対処します。
断線までは至っていませんね。
剥けたハーネスを補修して、
通る場所を移設。
当たらなければオーケー。
そこで反対の右側を見るとやはり同じ状態です。
ハーネスではなくウォッシャーのホース? と思いきやABSの車輪速センサーハーネスでした。 たまにABSの警告灯がつくことがあったようなのでココが原因かもしれませんね。
こちらも通るラインをズラして逃がしました。
フロントブレーキは大径化されています。 キャリパーは純正、ローターはエボ10だそうです。
ワンオフブラケットですね。
残念ながらキャリパーがローター径に届かず、パット面積は減っています。
このパットの減り方、致し方ないですが初めて見ました。
リアは純正。
摩材のバックプレートに錆もぼちぼち出てます。
スライドピンの汚れを削りグリスアップ。
最後にホイールのブレーキダストがあまりに酷かったので洗いました。 上の画像はしっかりと洗浄後です。 こびり付きは全く取れません。
そこでオーナーの許可をもらいサンポール攻撃しました。
初めて使いましたが結構落ちますね。 何度も繰り返す事によりここまで落ちました。
しかし2本目を試したところ、こびり付きが強いのか全く歯が立たず、諦めました。
塩酸濃度が9.5% なので手に入れば濃塩酸(30%超え)とかも試したいですね。 ただ酸はメッキや金属地金には要注意、ピアスボルトもNGみたいですね。
中和作業もいるでしょうし。 ん? 逆に中和できれば濃くても良いわけか。
また試してみましょう。
GTO最終作業は、次回ヘッドライトスチーマーです。