ウチの代車の JB7 ライフです。 久しぶりに帰ってきました。
去年からベルトに亀裂があったので部品発注はしてありましたが、肝心の車両がスグ旅立ってしまっていたのです。
今回少し時間が取れそうなので整備していきます。
まずはベルトを交換。 パックリ亀裂入ってますね。
見つけたら早目に換えましょう。
覗いてたらフロントのスタビリンクロッドのブーツが破れているのを発見。
比較的軽症なのもあり、ブーツの内側からシーラーを盛りました。
以前の記事で同型のライフにてリンクロッド交換作業がありましたが、やはり上側がブローします。 なので今回補修して強化した物をそのまま上側に使用します。
ブーツの固定は純正では金属の螺旋リングなのですが、取付時にブーツへの攻撃性があるので今回はワイヤーロックとしました。
ツヤ消しブラックにて塗り。 ちなみにこのシーラーは鈑金用なので塗装オーケーなのです。
さて本題です。ここからは以前から気になっていたブレーキローターのスジ。俗に言う見事なレコード盤状態です。
このローターの再研磨を自分でやってみようという事です。
ウチにはですね開業前から汎用旋盤があるのです。以前の仕事関係で手放す方がみえて譲って頂いた訳ですが、全くのド素人でして、勉強しながら、、 といった感じです。
ローター研磨も何度かトライしましたが、0.01mm単位で振らないようにというのが難しいんです。 つまりは旋盤へ、ローターの取り付け面が振れの無いように取り付け出来れば仕上がりも振れない訳です。いかに取り付けるかです。
ではまず取り外しましょう。 ホンダのローターはプラスビス2か所で固定しています。 嫌な予感通りインパクトドライバーでも緩みません。
先がねじれてますよ。
という事でドリルで揉みました。
反対側は、、 折れました。
そんな時はタガネを食い込ませて緩む方向に叩きます。 あー思えば左側もタガネが良かったですね。 ちなみに折れた工具は硬いのでドリル揉みは無理です。
なかなかのレコード盤です。
これ気になってたんですよ~。
そこでですね、以前調べたところ、ブレーキドラムを治具にして研摩しているという記事を見てですね、ちょっと試してみます。
はい、旋盤に付けてみました。 が、、 なかなか面が出ません。
ローターを直接掴んでいる人はどうやって面を出しているのか私には?です。
このままドラムのホイール取り付け面を一回削ってやれば治具となりますが、使う物なので出来ません。 中古でブレーキドラムを買おうかと思いましたが、思いつきました。
ブレーキローターです。 廃材の100-4穴のローターの裏側を一面削り、裏返してホイール取り付け面を削りました。 これでシッカリと振れの無い治具が出来たという事です。 やはり二枚以上を付け替える、両面を一回の取り付けで削る事などを考えると治具は必要ですね。 ちなみにローター径が大きくなればなるほど取り付け面の振れは先端で大きくなってしまいます。
このサイズであればチャック側の面もこのまま削れます。
片側出来ました。
こちらは平面バイト。
こちらはチップで削りました。
そしてパットもガタガタなので、、
ベルトグラインダーにて研磨。
ローターのパット当たり面以外を錆処理して耐熱ブラック塗り。
最後に車上にて振れの確認。
結果はダイヤルゲージで 0.025mm
振れ量は 0.0125mm ですね。
私的には 0.025mm が振れ量という感覚ですね。
とりあえず問題の無いレベルに収める事が出来ました。 2枚目で測りましたが、両面で研削量は 0.79mm でした。
今後も勉強&トライしていきます。