確かH18年式あたりです。
ATのエラーメッセージが出て、3と5速固定。
内容を見るとクラッチの変速比異常。
これだけではどうもしっくり来ないので、
ATオイルパン開け。
スラッジ具合です。
バルブボディーも下ろします。
抜いたATF。
そこで原因が判明。
AT本体とバルブボディー間にあるプラスチック製のアダプターの割れ。
パックリ割れから油圧が抜けての不具合と思われます。
この小さい側は良いのですが、
大きい方は切り取り線のように
内側の角が取られているのが破損の原因ですね。
強度不足。
今回アダプターとスリーブ、
フィルターを内蔵したオイルパンの交換。
交換後は良好となりました。
以下は私の目線です。
フロント下回り。フラットに作られています。
アーム、ロッド、ナックル、キャリパー、スタビロッドまでアルミ。
フロントメンバーもアルミ。
ステアリングジョイントもアルミ。
エンジンがV8なのでマフラーは左右から均等レイアウト。
リアタイコで左右合流。
リアデフケース下には、
アルミのヒートシンクが! ここまで考えられているとは。
リアの足回りもアルミ。
リアメンバーまでアルミなのは中々見れません。
マフラーのリアピースが押し込まれています。
手前を途中で分岐して、
画像右側ですね、
内部にバタフライバルブを搭載。
高回転専用の出口となります。
これってバルブが閉じてればGPスポーツとかのパワーチャンバーと同じなのでは⁈ 高回転以外の消音にも効果ありそうですね。
ドアは全てオートクローザー!
ミラー上の突起にも意味があるんだろうな〜。
新車価格の高い車両は構造を見ても面白いです。