最近ヘッドガスケット交換したアクティです。
21時頃電話が鳴りました。
オーナー『あの〜、アクティなんですが、、、』
私『えっ! またエンジン掛からなくなっちゃいました??』
オーナー『いえ、バックドアが開かなくなりました』
私『ふ〜、それなら安心です。』
そんなやりとりを経て入庫しました。
バックドアのロック周りを外しました。
確認するとドアアウターハンドルのプラスチックがポッキリ。
原因はコレですね。 車両的にあと1年程持てば良いそうなので出来る限り費用を掛けないように今回はプラスチックリペアでいきます。 それでもドアハンドルは結構な力が掛かるのでもしもまた破損した場合は新品を視野に入れましょう。 (のちの見積で¥6000でした)
そうは言っても現状考えうる限り剛性を出していきます。
まずは折れた箇所を面取。
そして長めのビスを骨として打ち込み。
その後ハンダゴテにてスジを入れるように溶着。
このスジにプラリペアを入れ込む事で強度アップを図ります。
これは折れた反対側ですが、そもそもこのような肉抜き形状とする時点で強度不足を招いてますね。
ビスを覆うように、そして肉抜き形状を埋めるようにプラリペア。
反対側も埋めました。
これにてアウターハンドルの修理は完了。
組み付けました。
が、しかし。。 開閉確認する前にドアを閉めてしまい、何と開きません。。
良くあるこれで大丈夫という慢心ですね。どんな時にも確認は必須です。
それでですね〜。 こうなってしまうと非常にヤバいんです。 最悪ドア壊さないと外れない可能性も大なのです。 内側から覗きこんだ状態でのロック機構のロジックも分かりませんでした。
そこで隙間から駆使してバンパーをズラし、ロックの緩めに成功。 その緩めた状態でロックの機構を学習して無事解錠!
いや〜久々にやってしまいました。 もうロックを破壊する気で部品屋さんに見積取ってましたが何とかリカバリー出来て良かった。 ロックassyは¥7000。
機構を再度確認すると、ロックからアウターハンドルを繋ぐロッドの長さをしっかりと合わせ込まないとカギの動作に影響がある事が判明。 原因はコレでした。
この様な機構はたぶんこの年式辺りまででしょうね。他に見た事ありません。
結果としてこの指で押さえている金具を取り外し(これを外すのがかなり大変。直したプラスチックがまた折れそうなレベル)、ロック側の位置を合わせ、その状態でアウターハンドル側のロッド長を適正に調整。 以上で作動バッチリとなりました。
という事で完成です。
ちなみにこの車両は毎日100回位はバックドア開閉してると思われますので絶好の耐久テストですね。