意外とトラブルの少ない一台です。
今回純正ラジエターのカシメからパンクで入庫です。
純正ラジエターで踏み続けても問題無い車両ですが、今回のようにトラブルになるカシメからアルミラジエターに交換します。
ブリッツの2層アルミ。 厚みは42mm。
台湾あたりの製品でしょう。
販売メーカーの箱にプレートを入れて発送。 もう貼ってすらないです。
溶接具合。
漏れはアッパーの真ん中から。
この厚みで大丈夫なんですね。 この辺りは直ぐに交換したくなりますが、前置きインタークーラーが無い事と速度域の関係も大きいかもしれません。
ちなみに純正サイドにあるこのスリット。
全く知りませんでしたがブリッツの取説に記載がありました。
これにより捻れや振動を吸収しているようです。
そして更にラジエターが金属に繋がっていると電食で最悪の場合には穴が開いてしまうとの事。
ラジエターのアッパー、ロアタンクがプラスチックなのもコストダウンだけでは無かったりして⁈
では進めていきましょう。
まず電動ファンを固定しているボルトナットが錆で完全固着。支障は無いので引きちぎります。
本体外れました。
さて気になる重量は、
純正 2.4kg
ブリッツ 4.4kg
2kg 差ですね。 クーラント分を考えると 3kg 増といった所でしょうか。
アルミラジエターに防風スポンジを貼り付け(キットには付属していません)
アッパータンクを押さえるプレートのボルトが錆。
タップを立てて防錆しました。
リザーブタンク内の汚れ具合。 可能な限り洗浄。
ここから取付へ。
ラジエターが厚くなった事により、電動ファンは本体の後でないと入りません。
単純に狭い事、そしてマルシェのキャッチタンクのホースが干渉するのもあり、
しかし一番は純正のタンク固定方法にあります。
どうしようもないのでカットしてタイラップで留まるようにしました。
そして右側の電動ファンのカプラーがエンジンに当たり入りません。 純正のファン裏に2箇所固定位置がありましたので、スペースが取れる下側の方へ移動。
これによりカプラーが飛び出なくなりました。
ということは、、他車種に厚いラジエターの設定があるのかもしれませんね。
固定のプレートとボルトを錆処理。
そして追加メーターのセンサーを折角なのでラジエター本体へ移動。
厚みを増した分ホースをカット。
取付は終了。
残るエア抜きをしつこく行い完了です。
それとエアクリーナーへの導風ダクトが取付出来ませんと取説にありましたが、出来ないレベルではなかったので付いています。 やはりあった方が良いでしょうね。