かなり久しぶりにサンドブラストを使いました。
最近バンドソーの紹介もあったのでサンドブラストも紹介しましょう。
え〜っっとですね。 完全手作りです。
それっぽいステッカーが貼ってあると自作に見えないあるある。
まずはグローブが破れてきたので、
買い置きしてあったストレートの新品に交換です。
お手製の木のリングで固定されてます。
ボックス内はこんな感じですね。
フレームと作業面以外は木製となります。
この作業面は見てのとおり⁈ ホームセンターにもあるスチールラックの棚1枚。 大きさ的には十分でしょうか。
内部の照明も考えましたが、天板に余っていたガラスをはめ込み外部照射としています。
この通り。
覗き窓はアクリルで、梱包用のフィルムを内側に挟んでいます。 定期的に交換すればいつでも良好。 なんですが内側から拭き拭きしてそのまま使用ってのが多いです。
え? 見えませんか?
ボックス背面には集塵機に直圧式サンドブラストが2機。 そしてエアーの入力ですね。
まず集塵機ですが、必須です。 サイクロン式での分離が理想と思われます。
ボックスから2箇所取り出し、集塵機内でクルクル。 粒では無く粉のみ捕集出来るのがベストです。
下から開けるとドバッと出て来ました。 これはポイです。
ちなみに集塵のバキュームは家庭用の掃除機。
ボックスの内側に乗っかるようにしてあります。
この掃除機ですが、一応強弱が調整出来るんです。 しかしですね、弱でも強いんですよ。
しっかり吸ってくれた方が良いと思われるかもしれませんがそうではありません。
強ければまだ使えるメディア(研磨する粒)まで吸引してしまったり、掃除機のフィルターを詰まらせてしまったり、ボックス内が負圧になり過ぎてグローブがピーンと伸び切ってしまったり。 と。
1番はグローブが多少吸われているぐらいがちょうど良いかと思います。 そうそう、ボックスは密室ではありませんよ。 穴を開けて50ccバイク用の小さいエアクリーナーが付いています。
さて、では掃除機の吸引を更に弱くするにはどうすれば良いのか? 私はこのようなジョイントを作りました。 パイプに穴をいくつも開けて弱める方法です。 穴を開けては試し、開けては試し、モーターを弱めるよりも手取り早く調整が可能です。 開け過ぎたらテープで埋めればok。 なんでも調整っていうのは大事ですね。
底にはボールコックを付けてメディアの交換が出来るようにしてあります。
以下はサンドブラストに対する考察です。
当初は直圧式のサンドブラストを使っていたのですが、全く使わなくなりました。
直圧式のメリットは消費エアーの量が少なくて済む為、コンプレッサーが小さい場合に有利です。
ではデメリットは? それはメディアが無くなれば補充しなければならないと言う事。 当然ではありますがコレが原因です。 補充も使ったメディアをただ入れれば良いわけではなく、網で濾してからの投入です。 必ず粉も舞います。
ではコンプレッサー容量があって、集塵機も機能して視界が確保出来、キャビネット下部に溜まったメディアを吸い上げて使用する負圧式ガンの能力で満足出来るのならば、直圧式は要らない。 となります。
ちなみにメディアは作業スピード重視でアルミナの60番? だったかな。 粗めを使用しています。
あとは負圧式ガンも掃除機の調整のように、負圧の調整が必要です。 これについてはまだ対策をしてないのですが、全開で吹き続けるとメディアがホース内に詰まって出て来なくなります。
なのでとりあえずは数秒吹いたらoff (offするとガンの先端からメディアがサーッと流れ落ちます) を繰り返す事により詰まりを回避出来ます。
こうしてインターバルを取る事により集塵と視界の具合にも良いかと思います。
最後に、サンドブラストの他にウォーターブラスト(ウェットブラスト)と言うものがあります。
だいぶメジャーになってきましたが、どうやらこちらの方が評価点高いように思います。 実際に使った事がないのでアレなんですけど。
そこでウォーターブラストも自作しようと考えて、廃棄になるサンドキャビネットを貰って来てはいましたが、やはり素材が鉄なのがネックですね。
内側をFRPコーティング? ん〜
やはりステンレス板を溶接して? ん〜
どれもピンとこず。
最近ネットで目にしたウォーターキャビネットは150万。 他社で60万。 手が届くか⁈ イヤイヤそれの使用頻度は? という事になるので、、
やはり自作したいと思います。
新たに構想も出たので、仕事を片付けつつ進めて行きたいと思います。