さて、前回記事で久しぶりにサンドブラストを使いましたが、今回のブレーキキャリパーを剥離しました。
車両はRPS13 180SX への取付ですね。
同時にオーバーホールと塗装もする事になった為の作業です。
では進めていきましょう。
キャリパーはBNR32。
HCR32などとの違いはフロントキャリパーの外観形状とローター径が若干大きくなるのでキャリパーの足が長い事です。 (画像下は比較の為HCR32)
フロントパットはまだまだ残ってます。
リアパットは微妙な残り、そして錆が酷い。
これは前後共にプロジェクトμのHC +に交換予定となりました。
まずはNISSANロゴを塗り分けするのでヤスリで傷を消していきます。
深い傷を追って行くとロゴが無くなってしまうのでこの辺りで。
そして防塵の為ブレーキラインに蓋をして、
いざサンドブラスト。
粗方掛け終わったんですが、
リアキャリパーがイマイチ。
ブラストされないところが有るんです。
確認したらですね、油汚れ⁈ まあ殆どはブレーキフルード汚れだと思われます。
油分がメディアを吸着してブラストを弾いた? それとブレーキフルードで塗膜が柔らかくなり、ブラストを弾いたのか? 多分前者かと、、
汚れで全く分かりませんでしたが、リアキャリパーだけ青色に塗られていたようなので、未塗装純正ならば問題無かったかもしれません。
とりあえずサンドブラストではオイル汚れ&ブレーキフルードには注意が必要ですね。
なので灯油洗浄、ワイヤーブラシ掛けにて処理し、
もう一度掛けました。
ここでピストン&シール類を全バラし、
キャリパーも洗浄。
右列4個がリアピストン。
ピストンは摺動面の錆は無くセーフ。
しかしダストブーツ取付辺りは錆が出ています。ピストンの窪みもやはり錆。
なので転換剤で処理し、
ラッカーシルバー塗り。
キャリパー側も洗浄し、
ゴミが入らないようにラッピング。
軽くマスキングしてから鈑金屋さんへ旅立ちました。 ちなみにナックルとの取付面に塗料が載っていると、熱で溶けて間違いなくボルトが緩みます。
後から削るか上のようにマスキングするかのどちらかです。
続きはまた塗り終わりに。
このRPS13は他にも作業があるので連載とします。