マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

GGH35 アルファード 車高調交換

 

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ウチには珍しく、新車のアルファードの入庫です。


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メニューは車高調取付。


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本当に今時のクルマは触れる機会が無いので新鮮です。 何処がどうなっているのか、、


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エンジンはv6。


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あれ⁈   右フロントショックの上側ナットが見えません。


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えぇ=。  こんなに奥に、、

これ上側をカバーで覆われて、尚且つ手の届く距離ではありません。。


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こちらは左フロントの上側。。   もうアクセス不可です。

 

いや〜、すごい設計ですね。

 

 

という事で、フロントは忘れて作業はリアからにします。


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キットは持込、


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テインのフレックスZ 。

 

とりあえず足回りの画像をパチリ。
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フロント。


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そうそう、フロントブレーキローターのベンチレーション内側がこの角度から見える作りとなっていました。  あまり見掛けないタイプです。


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こちらはリア。

 

ではいきましょう。
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早速外れてますが寸法チェックです。


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純正バネ長  36.5mm


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テインバネ長  21.0mm


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純正ショック自由長  47.5mm

テインショック自由長  43.0mm

 

純正ショックフルストローク長  32.5mm

テインショックフルストローク長  33.0mm

 

多少だが純正の方が縮むとは、意外。


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バネの外しには要ロアアーム取外。


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ここで新しいパーツを発見!

ロアアーム内側のキャンバー調整用の偏心カムです。

古い車だとボルト自体に偏心カムがハマる簡素な作りで、調整時にそのガタの影響が出ていました。

 

しかしこのパーツは軸とカムがしっかり挿さる構造で、その軸の中をボルトが通る為、動きも非常にスムーズ。  いつ頃から採用されているかは分かりませんが、剛性も有り良い機構です。

触った事の無い人には何の事やら〜   ですが。

 

 

ちなみに仕組みは  →  外の丸円を固定して回転させると、ボルトを通す穴が、、
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右に行ったり、


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左に行ったり。

この移動距離分アームの調整幅となります。

調整値が可動域を超える場合は要社外品ですね。


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他のアーム類ボルトの先端も、見た事の無いナルホドな成型となってました。

 

 

ではリアを完了していざフロントへ。
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まあ、まずはサスとナックルのボルトから、、行き、、

 

、、全く緩みません!

 

 

いやいや、こんな時の為にデカインパクトがあるんですよ。
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えーっと。    

 

緩みません!

 


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こうなったらトラック用の倍力ギアレンチを本気で買おうかと考えていたら、 執拗な潤滑剤攻撃の後、クロモリパイプを突っ込んだスピンナーがシナリながら    パキン!     

 

何とか緩んでくれました。


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トヨタ車のココのボルトは毎回やられますね↓

間違いなく作業者は全員やられている事でしょう。

 

そこで今回締付トルクを調べました。

 

 

 

 

ハハハどーりで。   27k  !!     だそうです。  

 

 

ちょっとやり過ぎなのでは⁈


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という事で取れましたね。


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コヤツらが鬼門であります。

 

そうそう、あとストラットを抜く時にアームをダランとさせてしまうと、ドラシャのインナーがブーツの中で抜けてしまう。  いわゆる  脱臼  といった状態になりやすいです。

 

経験上、クイクイと戻せるんですが、この車種はかなり苦戦しました。  たまたまかもしれませんが次回からはどの車も絶対に脱臼させないように対策します。  それが一番です。

 

 

 

そういえばですよ。

 

冒頭でスルーしたフロントサスの上側ナット問題。

もう外れてましたね。

 

初めて見た時は手も入らないって思ったけど、何度か見てる内に見慣れた⁈ 

 

右側は踏み台を使いそのままアクセス。


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左側はエアクリボックス周りを外してアクセス。

コレで行けました。

 

本来ならばワイパーあたりまでゴッソリ外すコースのようですね。  それでもフロントガラスの下側が剥き出しになった上に邪魔する位置でしょうから要注意です。

 


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ちなみに吸気パイプに刺さっている物。  レゾネーターって言うんですが、今までコレってアクセルを急に踏んだ時の為の空気溜まりだと思ってたんです。

 

確かにその通りで、車種により形状と大きさがマチマチ。  結局そのエンジンに必要な容量になるように個数、形状が設定されている。

 

それとですね。 どうやら吸気音を静かにさせる効果もあるとの事。  昨今マフラーも同様な構造にして排気音を抑える商品がありますが、要は同じ。   面白いですね。

 

 

 

という事で画像は以上で作業も完了です。

最後にやってしまったトラブルを2点紹介します。

 

①  左フロントサスの上側へアクセスするのにエアクリボックスの上を外しました。  これにはエアフロがくっ付いてましてそのカプラーを当然外す訳です。

 

この状態で車を少し動かしたくてエンジンを掛けました。  するとエンジンチェックが点灯するんですがそれは予想通り。  しかし作業後エアフロのカプラーを戻しても点灯。  何度か始動を繰り返しても点灯。

 

まあテスター繋いで消去だな。  簡単にそう考えていましたが、  何と、、  消えません!

 

しかもエラーがエアフロでは無くミスファイア。

そしてスタティック。 つまりは常に発生しているぞ。 と言って消す事が出来ません。

 

 

最終的にトヨタテスターかもう少し国産に強いテスターでないとダメだな。  という結論に。

 

 

 

しかし駄目元でバッテリーリセットを試してみたところ、、

 

消えました!

 

こんな時は皆さん、焦らずマイナス端子を外してしばらく待ちましょう。

 

 

 

②  さて2件目です。  こちらはその後で発覚した事なのですが、ヘッドランプ異常のエラーメッセージが出現。

 

結果から言うと、リアに付いている車高センサー。

 これのスイングが逆、つまりは逆関節になってしまった為のエラーでした。

 

今回センサー部分はノータッチなのですが、アーム類を緩めて下げた時に逆関節となってしまったようです。   御迷惑をお掛けしました。