さて作業の後半です。
実は車両が4駆でして、結構ボディーの錆が酷かったんです。以前バッテリーを交換した時にその周辺の酷い錆を処置しましたが、希硫酸ではなくエンカリによる塩害だったのかもしれません。
今回車検のリフトアップで露わになりました。
パネルに穴が開くレベルです。
良く見るとFRPを貼って黒く塗られている箇所を発見、今回は手を付けません。
落ちた錆を集めましたが中々の量です。
転換剤にて処理。
最近当ててきたフロントロアアーム左も、
転換剤にて錆止め。 その後シルバーにて全て上塗りしました。
このロアアームは出来る限り曲げ戻しした状態ですが、奇跡的にアライメントへの影響は無しでした。
こちらはエアコンフィルターです。
フィルターの入口とフタはあったんですが、何故か開けると中身が無い、、 抜いて捨てられた⁈ その辺りはよく分かりません。
エンジンオイルのドレンボルト。
コレも以前作業したヘリサート。
ボルトの締め過ぎでネジ山がアウトだった物を処置したんですが、、
損傷ネジ山と新規ネジ山の平行をしっかり出す事が出来る、専用タップの方(リコイル)をわざわざ選んだにも関わらず何故か斜めになってしまいました。
別車で廉価な下穴ドリルを自分で開けるタイプのヘリサートは上手く行ったんですが、、 普通は逆になりますよね。
という事で、ドレンワッシャーを2枚重ねにしないと漏れてしまうという事態に。。
その後ドレンボルトが当たるアルミのオイルパン側を現物合わせで斜めに削る事を思い付き、画像のように銅ワッシャー1枚で無事漏れを止める事に成功!
今回オイル交換もして、引き続き漏れのない事が確認出来ました。
ちなみにヘリサートはネジ山の強度が大幅にアップするので、かなりの力で締めても問題ありません。
まあ逆に問題なのはアルミのネジ山に対してのオーバートルクなんですけどね、 そもそもそれが無ければヘリサート打つ必要も無いですし。
オイルフィルターには4駆のみだと思いますが、アンダーガードが付いていました。
続いて前後デフオイル交換。
以上で整備を完了して、残るは車検です。
最後の光軸調整をしようと思ったら、、
受入時は点いていた右のローが切れてる。
そこでH4バルブを交換しようとライト本体を外そうとするもなかなか外れない、、 かなりしぶとい、、
ようやく外れましたが、原因はこのハマってるピンが錆びて太っていた事でした。 ペーパーで錆を落としてシリコングリスで処置完了。
本題のバルブはよくある色付きの物でした。
透明の普通の物に比べて光量も落ち、耐久性も低いと思います。
そして交換後光軸を調整して車検にGO。
しかし出発してスグに、ある事に気が付きました。
メーター内のシートベルト警告灯が点いていない?
戻ってバラし、機能として付いていないオーバードライブのバルブと入れ替えて対処。
ついでにシフトランプのバルブを入替。
PとN Dと1 を入替ました。
やはり電球は点灯時間が長いほど寿命が短くなります。 画像のバルブの上がD、下が1、Dの方が黒く劣化しているのが分かると思います。 こうして入れ替える事により廃車まで持つのでは?
同じくシートベルトの電球が切れるという事は、それだけシートベルトを締めずに使われていたという証拠⁈ でもありますね。
まあもう少し年式が新しくなると、この辺りもLEDとなるので球切れの可能性もほとんど無くなります。
最後にこんなステッカーを発見しました。
要は「ボンネットに気をつけろ!」 です。
たしかに開けるとバンパーよりも飛び出ますが、、
親切というか何というか。
軽視されがちなコーションステッカー、されどコーションステッカー(注意書き)。 頭ゴチンには御注意下さい。