ハチロク作業の最終は、、
コレ!
ハイビーム警告灯。
症状はハイビームにしてもこの警告灯が点かないというもの。
(画像では光っていますが別ラインで試験的に点灯させました)
実際確認すると確かに。 メーターを外した時に電球切れを疑いましたがそんな事はありません。
一応新品バルブに交換した上でメーター内での点灯確認OK。
電球からのアースは良し、しかし入力電圧が何故か3V 。 これでは点灯しませんね。
一通り確認しましたがパッとせず、スイッチ内接点か⁈ とりあえずはジャンプ配線とする為に電球へのプラス線をカットし引き出しました。
そしてヘッドライトから直接ハイビーム線をメーター線に繋げればOK。 なんて考えていたのが甘かった。
検電すると?? である。 何かおかしい。
しかしH4自体の点灯は全て正常。
余計?? である。
こうしてH4を見た場合、
通常では、
左 → アース
上 → ロー 12V
右 → ハイ 12V
である。
しかし86は、
ロー点灯、 ハイ点灯、
左 → 12V 12V
上 → 0V 3V
右 → 12V 0V
なのである。
そうして悩んでいるとオーナーさんが送ってくれました。
なるほど、古い車は流れが全く違う。
しかし根本は3Vが12Vになれば解決なのだが、、
ちなみに現車にはLEDバルブが付いていた。点灯は正常、ハイビーム警告灯は点かない。
しかし、ハロゲンバルブに交換してみた所、点灯は正常、そして3Vが12Vへ⁈ ハイビーム警告灯は点く!
という事は、、 車両側は不良では無い可能性が高い。
(後日オーナーさんから、一部車種にてLEDに交換すると正常に作動しない事例があるとの情報を頂きました 。旧車の86は特にでしょうね。)
ところでこれは診断を進めていく過程で気になったマイナス線。 テスターでなかなか導通しなくて、、
端子と配線部に接点復活剤、ターミナルと接触部分にカーボングリスを塗り、しっかり導通確保出来ました。
本題に戻ると、最後の手段としてハーネス類の抜本的変更が必要となります。 とりあえず仮組して作動を確認、、 成功です。
取り回しはこうなります。
リレーを2個追加して、H4への電気の流れを一般的に変更。
進めていましたが一部変更です。
電源ラインをライトカプラーからとしていましたが、せっかくなのでバッテリーから直に変えました。(赤で書き加え)ハロゲンでも光量出そうです。
追加するリレーはあまりごちゃごちゃするのもアレなんですが、電動ファンリレーの隣に設置して完了。
これにて警告灯を含め全て正常に作動です。