マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

DG64V スクラム(エブリイ) 車検整備 2個キャップ

 

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マツダスクラムです。

私はですね、こう言ったOEMが嫌いです。

エンブレムのみ交換して名前も変える。しかしその全てはスズキのエブリイ。

 

エンジンも含めてそれぞれ自社で開発して頂きたい。  そのメーカーが軽自動車を開発していなくて導入したいのであれば、エンブレムも車名も型式もそのまま扱うのが筋だと私は思います。 委託販売的な。

 

ではエブリイの車検整備を進めましょう。

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フロントタイヤの外減りが著しい。


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新品交換から10000kmは超えてます。

溝が無くなる前に早目のローテーションや裏組が必要ですね。

 


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交換部品は、

左フロントのスタビリンク(上側ブーツ破れ)

ウォーターポンプサーモスタット(漏れは無いですが予防にて交換)


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前側のインペラー部分だけの交換だと思いバラし始めましたが、スペース的に上手くボルトにアクセス出来ない。 交換部品を確認したら後ろのハウジングごとでした。 納得。


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外したポンプを見ると若干の漏れ跡ありますね。

 

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更に追加部品です。


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ベルトの亀裂はほとんど無いんですが、取付状態で触ると劣化したVベルトの様にギシギシ。

今回交換としました。 

そして部品が間に合いませんでしたが、オルタベルトのテンショナーがガタガタ。 アイドリング時の異音原因はコレですね。


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交換完了。


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それとタイロッドのエンドブーツが破れてはいませんが、大きな亀裂が入っていたので左右交換。

 

 

作業も終盤ですが、シートベルトの警告灯が不灯。f:id:avel8468:20191125083104j:image

このあたりの年式になると警告灯自体LEDなので以前のような球切れという可能性は極めて低い。 原因はシートベルトキャッチ内の断線でした。


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スライドの接点基盤。


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この黒線をハンダ付けして、


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無事復活。

 


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最後にラジエターキャップと共に、サーモスタット上の加圧キャップも交換して完了となります。

 

今まで加圧キャップは一台に1個と思っていましたがこの車両は2個。  メーカーも無駄な事はしてこないので冷却効果、、  もしくは暖気が早くなる⁈   何かしらの効果はあるはずです。  ちなみに圧力は共に1.1kg/㎠ でした。  この辺りを調べてもインプレッサかFDの情報ばかり、、、

 

 

 

と考えていたら思い出しました。

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そう言えば、このラジエターとリザーバータンク間のホースが途中で三つ又になっていました。 中々見慣れない構造だと思っていましたが、この三つ又部分にサーモ上のキャップからのリリースホースが繋がっているものと考えられます。

 

通常の2個キャップは直列仕様。

今回のような2個キャップは並列仕様。

 

と言えますね。

 

思うにエンジン側でのキャビテーション、エアを積極的に抜く為の物なのでは⁈   社外品でエア抜きに効くスワールポッドがありましたが、メーカーも手法を変えてエア抜きを考えているのかも知れません。