昨日ハイエースのタイベル記事が出ましたので、以前作業車の内容も見ていきましょう。
車検作業から。
まずはATF交換。 汚れているように見えませんね〜。そうです、定期で交換しているので状態は良いですね。
リアブレーキ。
走行距離にもよりますが一年でもダストはバッチリ出ています。
そして10万kmも走るとドラムの当たり面が段付きになってきます。 シューの当たり面もそうですが、縁のエッジが立ってくるとドラム自体の取り外しがスムーズに出来なくなります(要→サイド調整の緩め作業)
そこでペーパーにて修正面出しをしました。
この辺りで一度仕切り直さないと段がより酷くなっていきます。併せてシューの当たり面修正もお忘れ無く。摺り合わせ、、 言葉の通り同じ形状になってますので。
エアクリーナー。今思うと普通の乗用車のフィルターとは素材が違いますね、
ハイエース → 毛羽立つというかフェルト?というか。
一般 → 紙?コットン? 系。
こちらはエアコン用。使用するのは活性炭入りです。
あとバッテリーも上がってはいませんが予防にて交換しました。
さて本題のタイベル関係に進みましょう。
タイベル自体の交換は非常に簡単に設計されています。
進むはいざウォーターポンプ。
画像が多かったので少し細かく見ていきましょう。
アクセスにはまず運転席を外します。
シート下にはいろいろな物が落ちてますが、、
神社の御守り⁈ です。
そしてその下のカバーを外すと、
エンジンの全容が見えてきます。
カムシールあたりなら外す必要はありません。
ちなみにカムプーリーボルトの締め付けトルクは10k。
さてウォーターポンプまで順を追ってみましょう。
右前タイヤを外してインテークパイプを取り外し。
タービンからのコンプレッサーパイプも外し。
やはり外した所はカバーですね。
そしてエアコンコンプレッサーをズラしてブラケットを外し。
ようやく先が見えてきました。
画像左から、エンジン、ウォーターポンプ、オートテンショナーの順なので、、
このテンショナーを外さなければポンプは絶対に取れません。
という事でポンプにアクセス出来る所まで到着。 運転席から外していく理由はココであります。
そしてエキマニ1番の下にはサーモスタットが。
この辺りまでバラすとアクセス出来るので同時交換しましょう。
話は逸れますがインテークパイプのスロットル取付部です。
こんな感じのロックになってます。
というかココの脱着はまずスムーズには行きません。外した後に内部のOリングにシリコングリスを塗ると良いでしょう。
そうそう、サーモでした。
交換した記憶の無い人はこれだけで暖気が早くなる事もあります。(タイミングチェーン車)
エア抜きのジグルバルブは上向き取付ですね。
そして核のポンプ行きましょう。
外すと既に漏れが始まっていました。
新品はこの通り。
やはり10万kmあたりでウォーターポンプもサーモスタットも十分怪しいという事です。
先に述べたタイミングチェーン車は定期ベルト交換が無いのでまず交換されません。漏れてからの交換、持ったとしても15万kmあたりでしょうか。そしてサーモスタットも同様で漏れない又はポンプが交換されなければ見向きもされません。 そんな車がこの寒くなってきた時期に温風が出ない! なんて事になったりする訳です。
残りのタイベル関連部品です。
当然ですが、ウォーターポンプ取り付け後に組む事が出来ます。
最後はアライメント調整でした。
びふぉー。
あふたー。