かなり前から計画していた事ですが、旋盤の頭上に梁を通したいと。
本当ならばH鋼が良いんでしょうが増築時に余っていた柱を使います。 ステーも溶接されていて取ろうかとも思いましたが運ぶにも具合が良い。よって残す事にしました。
こんな感じで少しずつ上げて行きます。
流れとしては、
① 天井のH鋼2本への固定を予定(それぞれ4ヶ所M16固定)、旋盤頭上を位置出ししてH鋼へマーキング。
②柱の先端を4ヶ所穴開け、H鋼の8ヶ所穴開け(壁側のH鋼はドリルが入らず2ヶ所となった)
前回はここまで。
③この状態で一度仮合わせ。 壁側の2ヶ所にボルトを通して手前のH鋼へ位置出し密着&H鋼の穴からマジックで穴位置トレース。
④もう一度柱を下ろしてトレースした4ヶ所を穴開け(こうしないと間違いなく穴位置がズレて後々面倒。柱を上げ下ろしする方がまだマシとの判断です)
⑤エッジを面取、そして錆の部分を転換処理してから本付け。
ボルトは見事に入ります。 厚みと状況的にリューターで微調整は厳しいですからね。
ちなみに柱はH鋼に対して直角ではありません。
裏側への入り易さ⁈ から若干ですが旋盤は並行に置かれていないのです。
それもあり穴位置を決め打ちするのは困難なのです。
あと手前側のボルト通しには画像の様に棒にボルトをくっ付けて、柱内部の下からアクセスしました。
という事で梁の据付け完了です。
最後に今回思ったドリルの研ぎについて、
研磨はなかなか難しい。
コレを見て頂きたい。
私の研いだ物ですが今までこんな感じでした。
しかし、(子供のお絵かき先生を借りました)このラインが斜めに落ち過ぎている。
こうなっていると食い込みは良いんですが、
①穴が多角形になる。
②穴の貫通時に食って止まってしまう。
③あと耐久性も落ちるでしょうね。
これらに気付いてきました。
しかしこの様に左側が上がってしまっていてはNG。
若干の左下がりが理想ですね。
あと先端ですが、シンニングの重要性。
この状態から、
こういった具合でシンニングを入れてセンターを尖らせる。 大事なのはどこから見ても先端が尖っている事。
下穴が開いていれば別ですが、大き目のドリルでも一発で行くのであれば、
①先端の尖り具合により、初期のセンタリング。
②そして先端付近の切削力が初期、そして掘り進んで行く過程でも重要となる。
それらがシンニングによるセンター出し&先端の切れ刃作りである。 今まではセンター出しの意味合いで軽くしか考えていなかった。
当然であるが小径ドリルほどシンニングは重要となる。
まぁここからは何ミリまで目で見えるのか?
という問題になりますね。