前回までのブラストの続きです。
昨日は仕事初めでしたが、もう少し進めました。
旋盤で前側も切り詰めた異径ジョイント。
この内側の出っ張りも気になるので落とします。
しかし片方は暴れまして、、 ガタガタに、、
仕方が無いのでそれらしく修正して完了です。
さてキャビネットですが、考えた末に前傾させる事に決定。
①視認性良し。
②操作性良し。
③水ハケ良し。
④対象物の座り良し。
そんな角度は「18度」でした。
こちらのジョイントはキャビネットの下側に穴を開けてプラペール缶と繋ぎます。
しかしキャビネットを18度に傾ける事でジョイント角度も変わってしまいます。
そこでこのジョイントを18度の傾斜にカットしたい。となります。
次はそんな事案の算数です。
Dはジョイントの直径、124.1mm
Lはその円周長、389.87mm
ちなみにその半分は、194.93mm
ところで円周長は直径×円周率。
ですね⁈
では円周率は、、、 「3」 ですか?
いやいや 「3.14」 、、
ん〜、ここで少しソレますが、車の紹介をしたいと思います。
S13 シルビア
S14 シルビア
S15 シルビア
E92 BMW 3シリーズ
(92はクーペ)
E65 BMW 7シリーズ
R35 GT-R
特に解説はありませんが、分かりました?
私はコレで円周率を覚えています!
型式を並べると、 ⑴ 3. 14 15 92 65 35 、、、
どうです? これだけで小数点以下10桁をカバー。
実際の計算には10桁までは必要無いと思いますが、今回の円周長で言うと、3.14で0.2mm、3.1415で0.01mmの誤差。
是非ともシルビア3台ぐらいは覚えておいて損は無いかと、 「3.1415」 ですね。
さて話がズレましたが、直径から計算して片側をどれだけ下にカットするのかその長さを求めましょう。
今ではこんなに便利なサイト(CASIO)もあります。
これが三角関数ですね。
サイン
コサイン
向きは違いますが、高さの x= 40.32mm と出ました。
実際にこうして18度にした場合の右側の隙間は約40.3。 実測正解です。
ではフリーでカットする場合の基準線はどうすると良いのか?
上の様にマスキングテープを円周長1/2の194.93mmにカット。そして更に対角同士でカット。
これを貼ればバッチリなのでは?
? いや、何かおかしい。
本当は黒マジックの様になるのでは?
横から見ても少し違うっぽい。 残念。
そこで作戦を変更し、レーザーで内側にマーキング。
エアソーでフリーカットしました。
ん〜、悪くない。
最後はベルトグラインダーで面出し。
こうして角度もバッチリでした。
コレを元にキャビネットの底にも穴を開けます。
通常よりも楕円になるのでこれは現物合わせでないと厳しいですね。
あと、このジョイント内側の段差も気になったので削り落としました。
そして先の楕円をカットして合わせるとこうなります。
内側は段差が無い様に仕上げねば。
続く、、