マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

プラリペア 接着テスト PP(ポリプロピレン) PVC(ポリ塩化ビニール)

 

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年始に進めていたウェットブラスト製作。

キャビネットの形が見えてきました。


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そうした所、

緑のプラ舟 →  PP   ポリプロピレン

灰色のジョイント →   PVC   ポリ塩化ビニール

この2つを接着せねばいけません。 

 

当初は鈑金用のシーラーだけで接着と防水をしようと考えていました。 多分予想通り固定されると思います。 しかし、上の画像の所だけはしっかりとした剛性が欲しい。

 

そこでまず接着剤で固定してから鈑金シーラーで補強と防水をする事にしました。

 

 

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そこで思い浮かぶのはいつも使っている「プラリペア」  プラスチックは何でもくっ付く! 

 

? おや ?

 

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くっ付かない⁈


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疑いつつテストピースで試してみました。

 

 

結果はNG! 駄目と言われている物はやはり駄目でした。


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PP には上手く付着せずに流れてしまう感じで、


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ok と書いてあったPVCには乗っかっています。

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PPに付いていた面はペリっと剥がれてますね。

 

調べるとこのPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)などは接着業界ではかなりのクセ者で、「難接着材」と呼ばれているようです。

 

今まで知りませんでしたが、確かにほぼ全ての接着剤がPP&PE をNGと表記しています。 加えて今回は異種材料接着、、  なかなか厳しそうです。

 

 

 

 

そこで今度は溶着を試す事に。
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ハンダゴテでグリグリ。


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素材同士は溶け合いませんね。


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引っ掛かりは出来ますが力を入れると取れます。


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次は実際の形状に合わせて、


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溶かし込み。


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裏も溶かし込み。


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表を更に溶かし込み。

 

 

しかしやはりグリグリで外れてしまいました。

まぁ本当に溶け合わさっていなくても、抜け止程度になればその上からのシーラー処理で行けそうな気もする。

 

今思うにプラリペアがPVCに付着するならば、弾いてしまうPP側にハンダゴテで窪みを上手く作ればその中にプラリペアが入り込んで抜け止になってくれるのでは? 本来の接着では無いが有効に思う。

 

 

 

 

さて、更に調べてみるとPPがokな接着剤が極少量であるが開発されている。

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ホームセンターにて、


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異種同士もok。


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しかしコニシのソフトは内容量が少なかったので、このセメダインに決定!

 

 

 

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そして帰って即テスト。

成分が変成シリコンとあったのでもしやシリコンシーラントと同じ感じ? と思いつつ中を開けると意外にも粘り気がある。


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貼り付けてスグでも、


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落ちない程の粘度です。


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使用方法を後から見ると、初期塗布から少し時間を置いてから貼り合わせるようです。

 

今回のテストでは時間を置かずにスグ貼り合わせました。 この後は24時間乾燥、強度を出すには3日とありますね。

 

さて接着の具合はどうでしょうね。

結果は次のウォーターブラスト製作記事に載せましょう。

 

 

 

最後に昨日のジムニーの時に加工した、プラスチック用で使っているハンダゴテ先をもう少し綺麗にヤスリを掛けました。
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なかなか良いカタチになりましたな。