マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

ZVW30 プリウス 前期 事故修理後アライメント

 

左前事故で、パワステラック、タイロッド、ロアアームのボールジョイントを新品交換後にアライメントで入庫しました。

 

まず試運転すると、かなりの左流れ。

戻って車両を確認すると、

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左前、


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右前、

 

画像で違いは分かりますか?


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答えは↓

左側タイヤの後側が狭い。

 

これによりキャスター 左<右 となり左流れの原因と思われます。

 

しかしロアアームは目視で曲がってる! というレベルでは無い為、パッと見では分かりづらいですね。


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という事で、とりあえず中古のロアアームを支給してもらったので交換です。

ボールジョイントは新品だったので、完全にロアアームのみを抜き出しました。


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ここで2個のロアアームを見比べてみましょう。

この様に亀さんにして、


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はい! 

上側が取り外しアーム

下側が中古アーム

 

上側が5mm程後退しているのが分かります。


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上からボルト穴を覗いてもこの通り。


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交換後、見事に指1本分前方に移動しました。

 

ここまで来てようやく4輪アライメントテスターに掛けます。

 

今回の様に明らかに異常となれば分かりやすいですが、もしも微妙な曲がりとなれば、アライメントの数値により考察していく事になるでしょう。

 

ストラット下とナックル部分でキャンバーを調整し、トー調整、ハンドルセンターを合わせて完了しました。 試運転も良好です。

 

 

ちなみにこんなの見つけました、

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ストラット下のボルトは2本ですが、純正品でその1本を調整式に交換(3種類)出来る様です。

社外品でマジックキャンバーなんて商品(偏芯カム)もありますが、この純正品は単にガタ量を増やして調整幅を増やす物です。

ということは多分ですが、他のトヨタ車にも設定あるでしょうね。

 

下記はアライメントデータとアームの締付トルクです。
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トヨタ車定番のストラット下ボルトは240N・mです。 緩めた場合はシッカリ締めましょう。