マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

HG21S セルボ パワーウィンドー故障診断 ベルト鳴き対策オルタネーター交換

 

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セルボです。

まずはパワーウィンドー不具合から行きましょう。

症状は『左後ガラスが下がるが上がらない』です。

 

では進めていきましょう。
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まずは左後の内装を外します。

そしてモーター線にバッテリー直電流にて作動確認。

 

上げ下げOK。

 

早速モーターは除外されました。



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次は左後のウィンドースイッチです。


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内部の接点を確認。


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接点の焼けをヤスリで磨いて、


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導通剤である『カーボングリス』を塗布。

 

が、しかし。

 

症状は変わらず、


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結局スイッチ自体の回路を見ると↓

 

正常。

 

と言うことは、左後ドア周辺は正常と言う事になります。

 

 

 

そうなると残りは運転席集中スイッチ。
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マニュアルを見るとICが入っていて、診断にはオシロスコープ⁈ この年式でそんな事になっていたとは、、

 

とりあえずその辺りは無視して、こちらも焼けた接点を磨いてからカーボングリス。

焼けを見ると助手席が1番酷いんですが、そこは問題無し。

 

 

 

さて、作動確認は、、

 

 

 

 

無事OK!  復旧しました。

 

 

結論→ 運転席パワーウィンドースイッチ内の左後接点焼けによる導通不良となります。

 

ちなみにスイッチ脱着後はオート&挟み込み防止機能の設定が必要です。

運転席スイッチを全下げ後→全上げ後2秒以上保持

上手くいかない時はバッテリー端子を外してリセットとありました。

 

 

 

さて、残るはオルタネーターの交換です。
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症状としては発電しなくなった訳では無く、この辺りのスズキ車の持病とも言える『ベルト鳴き』対策。

この車両も例外では無く、冷間時にベルトの異音が出ます。

そこでリビルトへ予防交換という段取りでした。


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今回実車を確認すると、やはりオルタネーター 付近にベルトの削れたカスが堆積しています。


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そしてベルトを外すと、、

 

間一髪! 裏側まで貫通しました。

しかしエアコンベルトはほぼ新品⁈

予想では2本共に同時期の交換なのでは? 


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さてオルタ本体の交換ですが、これは他のスズキ車も同様、MH21のワゴンRも同じです。

 

以前に一度交換した事がありますが、なかなかどうして、抜き出すスペースがありません。

 

しかし安心して下さい。 当然エンジンマウントを2カ所外しますが、上手くやればドラシャや足回りを外す必要はありません。

 

外す物↓

・マフラー後のジョイント

・フロントメンバーのマフラーブッシュ

・ラジエターコアのロアサポート2個

・エンジンマウント後側

・エンジンマウント運転席側

 

バールでコジッてスペース作り。

1番重要なのはオルタネーター 自体を上下逆さまにする事!  コレでギリギリ抜けてきます。

 


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さて肝心のオルタですが、手でプーリーを回すと若干重い! スズキのベルト問題の大きな原因はやはりココでしょうね。

 

交換後鳴きは止まりましたが、ベルトの張り具合には気を使いますね。新品ベルトを強張りせずに慣らし。 その後適宜張り。 こう言った場合、強目に張るのはオルタの軸に負荷が掛かりそうで敬遠しますね。