ウチでは初となる農業機械です。
やはり専用機械ってのは何だろ。カッコイイ。
ところで、事の始まりなんですが、、
1週間程前に私のヒザが見事にガチ日焼けしまして、、 原因はウチの畑の草むしりを思い立ち、日中4時間程取り続けた。 その結果であります。
思えば湿気が少なく、多少風もあり、なかなかの好コンディションでした。
さて、それは良いとして、ふと思ったんです。
小さい耕運機でも有れば草ごと撹拌出来て楽に除草も出来るのでは? そんな訳で思い付いてから4時間程で不動の耕運機が目の前に到着。ハヤイ。
何と友人の奥さんのおじいちゃんの形見⁈ であります。
それを今回復活させてお借りしようという計画なのです。
では現状を見ていきましょう。
こんな感じで見事な放置、年代感と錆。 しかし屋内保管だったようですね。
そこで調べましたら、
ほぼ40年前の機体でした。
果たして復活するのか?
まずは高圧洗浄機で洗い流し。
すると読めなかったプレートも出てきました。
分類的には『トラクター』になるようです。
そしてスパークプラグを確認。
工具は19mm、見た事の無いサイズです。
内部にはカーボン堆積が見えますね。
とりあえず潤滑スプレーを吹き入れてからリコイルでエンジンを回転させました。 動きには問題無し。
次にエアクリーナー、何とか原型を留めている感じです。
ここも清掃。
燃料タンクは入り口にフィルター付き。
タンク自体は鉄では無く、樹脂!
コレは非常に有難い。 錆による穴の心配も無し!
そのまま使えます。
前後しますがエアクリーナーは汎用の乾式フィルターをカットして使用。
ピッタリです。
ここからはキャブレター。
取り外し、
下側のフロート室を開けました。
もっと酷い状況を想像しましたが意外にも綺麗です。
メインジェットを取り外し。
この辺りの穴はやはり詰まっていますが、突つけば簡単に貫通しました。
しかし残念ながら、メインの奥を緩める事が出来ませんでした。 センターの穴は貫通させましたが、多分その側面に小さな穴があると思われますが今回は未確認となります。
そして燃料が入り込むニードルバルブも固着無く綺麗!
特にクリーナーなどに漬け込む事も無く戻し。
エンジン関係は終了。その他へ移りましょう。
エンジン動力はベルトにて伝達されるようです。
見事な劣化! 首の皮1枚。
後日、車関係の部品屋さんにこのベルト発注をお願いしましたが、意外にも在庫ベルトに適合は無く、取り寄せのまた取り寄せとの事でした。
やはり業種により見えない垣根があるようです。
実は普通にホームセンターに並んでたりして、、
こちらは入庫時から気になっていたプラグホール用のゴムプラグ。 縮んでしまったのかスッポスポ、テープで止まっていました。
そんな所でゴムプラグを交換するハズも無く、受け側の縁を加工しまして、、
ピッタリハマりました。
最後は錆ている部品を錆転換処理。
その後シルバーに塗りました。
ん? 高圧洗浄でヤン坊の帽子が飛んでる。。
という事で無事組めました。
錆の箇所が綺麗になると良いです。
左はクラッチ。
自転車と同じように一番握りやすい位置にて調整。
右はアクセル。
初めは上面に付いていましたが、どうも使いにくいのでこの位置に変更。
親指で押し込むと〜
エンジン回転が上がります。
これにて復旧作業は完了、後はベルトの到着を待つばかりですね。 果たして実際現場で使うとどうなのか? 気になる所であります。
エンジン始動動画はコチラ↓