RXー8です。
しかしながら車体番号がオカシイ、、
よく見たら、、左ハンドルでした!
なかなか遭遇する事はありませんね。
さて今回の不具合内容ですが、クラッチペダルを踏んでも奥からペダルが戻って来ない。 もちろんクラッチ自体も切れていない。 です。
この場合、まず真っ先に確認するのはフルードが入っているのかいないのか? → 入っています。
外部に漏れも無し。
そうなると次は、
①配管内に空気が混入している。↓
今まで正常だったようなので除外。
②クラッチマスター内のシール損傷による圧縮不良。← ほぼコレだと思われます。
今回はASSY交換では無くマスターのオーバーホールキットで対処。 それとタイミング的には同じなのでレリーズシリンダーもオーバーホールキットで交換して行きます。
ただ一つ困った点がありまして、それはその交換部品です。
先に述べたように左ハン、車体番号も国内とは異なります。 よって部品屋さんのピックアップでもヒットせず、マツダに流してもなかなか返答が無い。
しかしあまり時間も無いので、国内の右ハンドルと共通部品であるという読みで先行発注。
と言う事で外しに掛かります
まずはレリーズからです。
エンジンルームから見ると全く見えません。
下からアクセスするもなかなか狭いです。
状態は悪くない。
さて次は本命のマスター側。
バラすとやはり手に持っているラバーが千切れていました。 こう見るとどうもこの部品は構造上弱そうに思われますね。
そうそう、それとやはりオーバーホールキットは国内物と共通でした。 正解。
ちなみにマツダ系のレリーズ先端はこの様に突き出てまして、レリーズフォーク側の穴に通る設計になってます。
過去にロードスターを何台か見ましたが結構この突起が無くなってました。
この8はてっきり金属かと思ったら、、 なんと曲がる!
破損対策の変更でしょうかね。
はい、という事で無事復旧完了。
ちなみにエア抜きの一発目はマスター出口のフレアナットで抜かないといつまで経っても終わりません。 と言うかレリーズ側のエア抜きブリーザープラグも全く整備性がありませんでした。
あと、もしもこんな状況になってしまった場合、ギアを入れてからエンジンスタートする事で移動出来ます。 変速はクラッチレスで合わせればOK。 止まる時はキーオフ。 試す場合は安全第一でお願いします。