まずは本題の「実験」です。
今回は思う所がありまして、
実験の結果は次回お伝え致します。
ではX3です。
過去2回失敗に終わったクランクシール抜きの続きになります。
早速ですが、こんなのを作りました。
先端を引っ掛かる形状に、そしてオイルシールの内側から入るように薄く削りました。
後端は元々の形状ですが、スライドハンマーのように機能します。
材料はバイクの中空アクスルシャフト、多分250cc以上の物と思われます。
これにより遂に抜けてきました。 長かった。
ちなみにこのシールの取付時には、ブロックとオイルパンの合わせ目に液体ガスケットを塗布するようで、その辺りも抜けにくさに影響していたのかもしれません。
合わせて、2回目の工具を打ち込んだ時に、シールが奥へ移動したのも逆に良かったように思います。
どうです?
戦いの激しさが、
伝わってきますか?
という事で新品シールの取付です。
古いシールが抜けてしまえば楽勝かと思いましたが、多少気を遣う物でした。
センターの白い物も一緒に付いてきましたが、これは取付時のSSTになります。 シール内側のリップシールが捲れないように、先にSSTをクランク先端へ、それからシール打ち込みの順となります。 打ち込みも奥行があるので、点では打たず、径の合うリングを治具として面で打ちました。
こうしてようやく打ち替え完了です。
その後、全てを組み直してエンジン始動。
すると、、
オイルパンの取付ボルトからオイル漏れを発見。 ジワーっときてます。
処置としては肉盛り可能な液体ガスケットを使用。
一日乾燥させてからまたエンジン始動。
すると今度はオイルパンの取付部前方からも微量の漏れ発見。 画像はありませんが、こちらも同じ液体ガスケットで盛りました。 そして一日乾燥させてからエンジン始動、なんとか漏れを止める事が出来ました。
このオイルパンですが、パッキンに柔らかい素材 (ゴム?)が使われており、今後、他の箇所からも漏れてくる可能性大です。 かと言ってこのパッキンを交換しようと思うと、4駆なのもあり、かなりの作業となってしまうので出来れば避けたい所であります。