まずは本題の「RAPT理論+α」です。
18歳以下への10万円相当の給付を巡り、財務省は現金とクーポンに分けて給付する際の経費について、現金で一括給付するのに比べ、およそ900億円高い1200億円となることを明らかにしました。この報道を受け、竹中平蔵のパソナや電通に委託し、税金を中抜きさせることを前提にした“愚策”だとして国民から批判が殺到しています。
昨日の記事で、マスコミ・政治家などの「嘘つき」を一切信用するなと言いましたが、今回の10万円給付でもやはりの流れとなっています。
全て現金で給付する場合の経費 → 300億円
現金半分、クーポン半分の場合の経費 → 1200億円
その差、、、 「900億円」
こうして、この10万円給付案自体が国民の為などではなく、隠れて利益を搾取する常套手段であるという事です。 今後もこうしたおかしな動きに対して強力な監視の目が光っていますので、過去同様に上手くやろうなどと考えている連中は、見事に足を滑らせて滅び去る事でしょう。
重ねて言いますが、「悪人」を見分け、絶対に信用してはいけません。
ではブレーキです。
画像はプリウスのリアキャリパーになりますが、ほぼ全ての一般車が、こうした「浮動式の片押しキャリパー」を採用しています。
それに対してスポーツカーや高級車は「対向ピストンタイプ」、つまりはピストンのみが動き、キャリパー自体は全く動かない構造の物を使います。
話を片押しキャリパーに戻しますが、ピストンが片側の為、通常であれば反対側へ力を伝える事が出来ません。 なのでキャリパー自体を左右にスライド出来る構造とし、反対側への入力&脱力を行えるように設計されています。
その重要なスライド機構を担っているのが、この「スライドピン」であります。
本来であればしっかりとグリスで潤滑されているべきなのですが、4年も経つとかなり動きが悪くなり、最終的には固着して全く動かなくなる事もあります。 なので当店では車検の2年毎、あるいは1年点検時には必ずグリスアップをするほど重要視している箇所となります。
ちなみに完全固着した場合の弊害ですが、
・ブレーキの引きずり。
・パットの減りの左右差。
が現れます。
そして一般的にスライドピンには、
「メイン」と呼ばれる切れ込みの無いピンが上側に、
「サブ」と呼ばれる切れ込みの有るピンが下側に来る事が多いと思います。
このサブの切れ込みにはゴムブッシュが取付られており、ピン外径よりもブッシュ外径の方が大きい為に、スライドはこのブッシュを支点としてスムーズに行われます。
画像に戻りますが、30プリウスのリアスライドピンは珍しく上下共にブッシュ仕様で、特に損傷は見られません。
ではフロントに移りましょう。
通常の乗り方ならば、ほとんどブレーキの減らないプリウスですが、さすが26万kmとも言うべきブレーキダスト量でしょうか。 たぶん一度パット交換をしていると思われます。
そして該当のスライドピンブッシュは、セオリー通り下側に設定されていますが、画像のようにブッシュが見当たらない。 ピン穴の奥を捜索するも無い。
多分パッド交換時に損傷して捨てられた可能性もありますね。
このブッシュの部品単価は、、 「60円」
潤滑不良で割れてしまったり、普通のグリスを使ってゴムが膨潤してしまった時には是非交換をおすすめします。
ちなみにリアのピンブッシュは幅も広く損傷する確率も低いですが、フロントのブッシュは幅が狭く強度も弱いので注意といったところです。