マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

BMW E91 ドアインナーハンドル劣化 べたつき 修理 TPU除去 純正再使用 「中国の利権であるEV車へのシフト、と言う流れに反発か?」

 

まずは本題の「RAPT理論+α」です。

rapt-plusalpha.com

欧州連合EUの執行機関・欧州委員会は25日、ガソリン車の販売を2035年以降に禁止する方針を転換し、条件付きで認めることを明らかにしました。

欧州委員会は2021年7月、乗用車や小型商用車の新車による二酸化炭素の排出量を2035年までにゼロにする規制案を発表しました。

ハイブリッド車を含むガソリン車の販売を事実上禁止し、電気自動車(EV)や燃料電池車への移行を促す内容で、欧州議会も2022年10月にEU加盟国と合意しました。

しかし、自動車メーカーを多く抱えるドイツが今年2月、二酸化炭素と水素を合成して作る合成燃料を使用する車両は認めるべきだと主張、イタリアなど他の加盟国の一部も同調したとのことです。

この日本で進められている自動車の「EV化」も、中国の利権である事が分かっています。 仕組みは昨今の太陽光発電と同じで、クリーンやエコを売りにしますが、寿命や安全性、廃棄方法の問題が山積みでなのです。

 

ところで、今回の記事で私が気になったのは、「合成燃料」と言う言葉。

 

これは以前から言われていた事ですが、燃料であるガソリンは、「炭化水素」と言い、つまり「炭素」と「水素」を合わせれば理論上作り上げる事が出来るという話。 RAPT氏は、かなり以前から「海水」によるガソリン生成を疑われていましたが、油田採掘が何故か海上であったり、どれだけ月日が流れても化石燃料が無くならない事からも、、 間違いなくガソリンは「人工物」であると言えます。  是非下記をご覧下さい。

RAPT | RAPT×読者対談〈第100弾〉原爆はただのマグネシウム爆弾。石油の原料もただの海水。トヨタの水素自動車もただのパクリ。

 

これからも、次々と真実の情報が見えて来る事でしょう。

 

○電気自動車は本当にエコなのか?環境に悪いと言われる理由を解説

○【中国に乗っ取られる世界の自動車産業】EV車の普及は、日本の自動車産業を潰すためだった!!

○【危険】京王グループの『西東京バス』、中国企業「BYD」の大型EVバスの運行を開始 有毒物質“六価クロム”含有バスのため『京阪バス』『阪急バス』は既に運行中止

○【EV車に暗雲】全国でEV車の充電スタンドが相次ぎ撤去 ピーク時の3万320基から2万9223基まで減少 採算が合わないとの理由から

 

 

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ではドアハンドルです。

これは助手席側になりますが、手で持つ所の劣化が激しく、握るとかなりのベタ付きと手に黒い汚れが付くレベルです。 そこでとりあえずマスキングテープを巻きましたがそろそろ対処していこうと思います。


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そしてこれは左後ろの物ですが、助手席より軽傷とは言え、やはりべたつきは酷いですね。 と言う事でまずはこのリアのハンドルでテストしていく事とします。

 

まずはこの状態のままパーツクリーナーやアルコール類で拭いてみましたが、もうそんなレベルはとっくに超えた劣化でした。

 

そこで次はヘラを突き入れると、見事に母材のプラスチックが出てきました。 こうなれば、表面の劣化部分を全て剥がしてしまえば良いではないか。 そう決めて、今度はこのインナーハンドルのみを取り外す為に内張りを取り外し。


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するとこの部品、リベットのように固定先端が溶かし込まれている為にドリルで揉み、


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取り除きました。


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そのように上下2箇所ずつで取り外す事が出来ました。


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そしてここでヘラを滑らせると、、 まるで粘土か何かのようにめくれていきます。 私的にはあの厄介な「ブチルゴム」っぽくも感じました。


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さて、こうしてヘラで取れるだけ取りましたが、どうしても上下が少し残ってしまいます。 この部分は触ると「サラサラ」しており、つまりは手で握られていない部分の為に劣化していないのです。 するとそこの密着は強固で、刃物であるスクレーパーを使っても上手くは行きません。

 

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そこでこの素材を調べたところ、ベースのプラスチックはABSとPCのミックスであり、今回問題の劣化素材は「TPU」、つまり「熱可塑性ポリウレタン」となります。

 

更にこの「TPU」を調べると、水に弱く、耐熱温度も70~80度あたりとの事なので、、

 

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試しにバケツヒーターで煮てみました。 「90度」です。

 

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すると、かなり柔らかくなり、何とかヘラで剥がす事に成功しました。 ただ、そこまですんなり行くわけでもなく、加熱されたTPUがそれこそ「ブチルゴム」の様にべたついてくるので、ビニール手袋をした方が良かったです。

 

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そして粗方TPUを剥がす事が出来たら、まずは「パーツクリーナー」で落とせるだけ落とし、最後は「無水エタノール」でここまで綺麗になりました。 

 

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ちなみにこれは助手席の物ですが、どうやらベースの整形不良? は品質に関係無いようで、表面のTPUで正規の面まで形作られていました。 しかしながらこの窪みが曲者でして、熱湯で煮てもなかなか取れなかった所がココでした。 通常の厚みで1mm程ですが、こうした所は4~5mm程もある上に、その分表面積も増えて密着が増し、水と熱も加わりにくい、、 取れにくいはずですね。


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こうしてドア3枚分のインナーハンドルの内側部分を処置しましたが、助手席のみ、その外側カバーもアウトでした。 こちらも内側同様表面をTPU処理してあるので今回剥がそうと思います。 リアの2枚はまだかろうじて大丈夫な状態です。


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こちらもまずはヘラですが、、 見事な加水分解でブチルゴムと化しています。


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そして内側部品同様、手で握る箇所以外は強固に残りました。


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最後は煮て除去し、


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最終的にはしっかりと綺麗になりました。 ただ、、 この外側カバーも整形不良が当たり前のようで、中央辺りにえぐれがありました。 品質には問題無いとしても、なんだか残念に思いました。


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さて、ここから折り返しですが、外す時に削り落してしまったので、再固定する為にM6のタップを切りました。


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これにて無事取付完了。


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ボルトの先端が飛び出ないように短めをチョイスしてあります。


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そして最後は、この外側のカバーを付けて完成なんですが、、


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やはり少し、見た目がアレですかね。 このあたりはまた考えるとしましょう。 しかしこうして無事あのベタツキが無くなったのは嬉しい限りです。 

 

今回の作業にあたりこの部品を少し調べましたが、やはり多くの人が悩まされているようで、安い社外品もかなり流通しているようでした。 なので当初は交換も考えましたが、結局構造は同じな事が許せず、このような純正除去作業となりました。