まずは本題の「RAPT理論+α」です。
人の心の中には「善」と「悪」が混在しており、その度合いや比率によってその人が形作られていきます。
そして善人は善人と、悪人は悪人と、更には同じようなレベルの人と関わりを持つようになります。
確かにこの世は、善と悪が入り混じっている感覚がありましたが、もう既に「悪」の分離が始まっている段階です。
自らの「悪」を全て消すように努め、悪人と共に滅び去る事の無いように自分自身を作っていく事が早急に求められています。
ではGRBです。
少し前の入庫で、画像のエキマニ部分にクラックが見つかりました。
それを拡大するとこんな感じで、溶接ビートの際に沿って割れています。 しかし幸いにも、エキマニを装着したままアクセス出来る範囲だったのでこのまま溶接していきます。
そこでまずはレーザークリーナーにて溶接前の下処理。
その後に溶接しましたが、無事クラック全域をカバーする事が出来ました。
それにしてもこのHKSの25用マニは全て鉄でして、全体的に錆も出てきています。
そこでこちらも見える範囲にはなりますが、レーザークリーナー処置し、
エキマニ全てを耐熱シルバーで塗りました。 防錆もそうですが、今回のようなクラックによる黒い煤の早期発見にも役立つと考えました。
さて、ここからは数件のレーザークリーナーテストとなりますが、まずはブロックとカバーが相当綺麗になりました。
次はサーモスタットのハウジングですが、こちらは腐食の跡が取れませんでした。
最後にフロントのロアアームですが、先程同様腐食かと思われた箇所がとんでもなく綺麗になりました。 やはりレーザーは素晴らしいですね。
ところで、こうしてエキマニの溶接修理は完了したのですが、どうもタービン後ろの部分も怪しい。
この向かって左側になりますが、
黒く煤に覆われている所があります。 見ての通り、これは奥まった箇所で目視でのクラック確認は不可。 しかし漏れがあるのは間違い無さそうなのでオーナーさんの許可を得てこちらも修理して行きます。
その為にはまず、インタークーラーを取り外し。 この作業はもう何度も行っていますが、これはもう定番の儀式です。
ちなみに前回修理した赤いエルボーのコンプレッサーホースは、
オイル分に浸りながらも、しっかりと原型を保っており、さすがシューズドクターと言うべきでしょう。 あと、ホースバンドの締め込みによってボロボロにされてしまう症状も、ステンレステープを間に挟み込む事で完全に防がれていました。 これならばまだまだ使用可能ですね。
さて、こうして問題であるHKSのフロントパイプの取り外しが出来ました。
そしてこれがアップの画像になりますが、こちらも見事にクラックが入っていました。
そこを同様にレーザークリーナー処置。
今回はついでに内側にも当てておきます。
そして溶接。
最後はフランジ部分周辺のみ耐熱シルバーを塗っておきました。
ここからはまたテストなんですが、こうした一部、
ステー、
などをレーザー処置し潤滑剤を塗っておきました。 こちらはエキマニとは違いステンレスなので、その後の焼け具合を確認したいと思います。
最後に、インタークーラーを外した事、そして近々車検である事も考慮し、クラッチのオペシリンダーにアクセス良好なうちにクラッチフルードを交換しておきます。 2年に1回は必ず交換していますが、内部の汚れが上まで上がってきていますね。
なのでまずはタンク内のフルードを吸い取り、その後堆積していた汚れを拭き取り。 最後にDOT5超えのレーシングでエア抜きして完了となりました。