マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

アライメント診断 事故修理後 C-HR ZYX10 「メーカーの偽装、暴かれる不正」

 

まずは本題の「RAPT理論+α」です。

rapt-plusalpha.com

大手機械メーカー・IHIの子会社「IHI原動機」が、2003年以降に出荷した船舶などのエンジン4300台余りについて、燃料消費率の測定データを改ざんしていたことを明らかにしました。

IHI原動機は、エンジンの試運転を行なった後、取引先に報告する成績書に、実際に測定された燃料消費率とは異なる数値を記載していました。

IHIは2019年に、民間航空機エンジンの整備で不正が発覚し、再発防止に取り組んでいましたが、社員の内部告発により、再び不正が暴かれることになりました。

こうして日本企業の間で長年にわたって不正が繰り返されているのは、内部告発者を保護する体制が整っておらず、告発が揉み消されることも少なくないためだと言われています。

昨今様々な会社の不正行為が明るみに出ていますが、今回も他社同様の虚偽記載が明らかとなりました。 燃費データの改ざん、それも大昔から続けてきたようです。

 

もう既に、「悪」は隠し通す事が不可能な時代へと突入しているので、これまではバレずに大丈夫であっても、これからは当然無理。

 

続けて様々な不正が正されます事を祈ります。

 

◯新型プリウス 全車およそ21万台をリコール 走行中にドアが開く恐れ リコール関連費用として110億円を見積もる

◯【河野太郎の親戚・伊藤忠商事】ビックモーターを買収し、新会社を設立する方針を固める 不正発覚から買収まで全て仕組まれていたのではないかと疑う声

◯米ボーイング社の不正を暴いた元社員、裁判で証言した直後に死亡 大手メディアは「自らの行為による傷」で死亡したと報道 ネットでは口封じで殺されたと疑う声が殺到

◯【トヨタ・レクサスは命に危険を及ぼす】車検時間「2時間」を厳守するために手抜き・不正車検が常態化

 

 

 

ではC-HRです。

今回左前事故修理後に、他社からアライメントの依頼を頂きました。 事故前の状況は分かりませんが、左前ロアアームとストラットが新品交換されています。

 

そこでまずは試運転してみましたが、、

・直進状態でハンドルが大きく右に傾いている。

・直進状態で車体が左に流れて行く。

 

この2点の改善が必要となります。

 

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と言う事で早速アライメント測定した値がこちらです。 ちなみにキャンバー値は大き目な数値の校正、トーは微少な校正が必要なのでこの値通りではありません。

 

ここで見るべき項目はズバリ「キャスター」。 右に比べて左の方が「1度」も立っており、数値的に見ても左流れの原因はこれでしょう。  


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そして次に車体の寸法を確認。 一番左の上にある「ー11mm」と言うのが、まさに左前タイヤが右と比べて後方に「11mm」下がっていると言う事を表わしており、先のキャスター「1度」のズレとも符合します。

 

ここまで確認出来たところで、次は車体下側の寸法を実測していきます。 まずはリフトで車体を上げてからフロントタイヤを左右共取り外し、この状態にしてから左右のロアアーム位置のズレを診ていくのですが、数値は全く気にせずに同形状箇所の「左右差」を見付け出します。

 

結果として、左のロアアーム全体が後方にズレている事が分かりました。 つまりは「エンジンメンバー」にも事故による変形があったと言う事です。


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これが正常な右側のロアアーム後方部分。


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そしてこちらが問題の左側となりますが、よくよく見るとロアアームの上に位置する鉄板が若干斜めになっており、2枚の鉄板の間にも隙間が出来ていますね。

 

こうして不具合の原因が「エンジンメンバー」である事が確定したので、先方での部品交換後に再度入庫となりそうです。 それにしても事故修理は部品の見た目ではなかなか判断が難しく、こうしたケースからもアライメント測定の重要性が分かりますね。