マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

KDH201 ハイエースDX 車検整備 他

 

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毎日仕事で使われる車両です。  年間3万km、1年車検には丁度良い距離でしょうか。

 

では進めていきます。
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エアコンフィルター、


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エンジンのエアクリーナー、

共に以前替えましたのでエアブローにて清掃。


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そして前回のエンジンオイル交換が1年前⁈  要は3万km走ってますね。

恐る恐るレベルゲージを確認すると何とかLOWの上までは残っていました。

ちょっと無交換は厳しいです。


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バッテリーは交換されていたのですがプラスターミナルが腐食したまま。


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良い事無いので清掃して導電性グリスを塗布。

ちなみにバッテリーを切ってしまうとトヨタのナビのセキュリティーが入ってしまうので外部から電源入力して作業しました。


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フロントのブレーキパットを交換。  しかしコレ前回からほとんど減っていません(4〜5mm)。  

後日オーナーさんに確認すると、ブレーキを意図してあまり使わないようにしているとの事⁈   基本的に高速移動が主でシフトダウンを多用される乗り方なのは存じてますがここまでとは。

 

前回車検時にパットの交換を見送りましたが、今回もこのままだったらまだイケそう。  と思いつつも替えました。

 

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その前の車検までは普通に減ってたんで気になるんですよね〜。 もしかしたらディスクの平面度が関係してたりして⁈  お互いが鏡面になると減らないとか。 

 

 

さてリアブレーキに行きましょう。
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まずはドラムが抜けませんでした。  


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ドラムの減りにより段差が出来てしまい、シューがそこに引っかかってしまい抜けないといった具合です。  シューの張り調整を緩めないと外れません。


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このままではマズイので面を修正します。

本来であれば旋盤で切削するのが良いでしょうが、まだ機械の精度が要調整なので今回は旋盤で回してのペーパー掛けとします。

 

上は軽く当てた状態です。 両端が光っていてそこが高い事が分かります。


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続けて当てていくと中央部も当たるようになってきました。


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この辺りまで来ると面が出ました。


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ドラム内の直径は25.45mm 、まだ使えます。


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中々使う事がありませんが、旋盤を買った時に頂いたドデカノギス。


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あとシュー側の面もガタガタです。


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このままではドラムの面にも悪影響なのでしっかりと削りました。


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オイル交換をしていると何処かからのオイル漏れを発見。


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カバーがあってよく確認できませんがカムシャフト辺りから流れてきているのでは?

 

昨年タイミングベルトを交換し、その時にカムシールも交換しているので     ?   ですが確認しなければいけません。


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これはカムシールにくっ付いているカバーを取り外した所。  丸い穴から漏れている跡がありますので間違いなく漏れ箇所はこの辺り。


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シールの下側が見えないので鏡で確認。 どうやらカムシールに見せかけて周りのカムカバーパッキンからの漏れですね。

とりあえずカムシールも発注しておいたので交換、今回は予定時間が取れないのでパッキンはシーラーにて処理しました。 また次回にでもパッキン交換しましょう。

 

 

最後に、車高を結構落としてあるんですが(車検レベル)フロントタイヤを擦ってしまうという事で手直しです。  通常ですと見た目の為のローダウンですが、こちらは重量物運搬の為なるべく低くないと支障があります。  要は仕事の為のローダウン。 そこには大きな意味があるんです。

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という事で緑ラインにて、、


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カット!


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防錆して、


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前後をゴムモールでガードしました。

 

今回はこれで様子見していただきましょう。

改善に向けてとことんお付き合いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

NB6C ロードスター 車検整備

 

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ロードスターの車検入庫、全体的に綺麗です。


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下回りでは右のタイロッドエンドブーツの初期破れぐらい。


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早目の処置が大事ですね。


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そしてプラグを交換。


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前、


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後、ブレーキメンテナンス。


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パットの減りは若干差があります。


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ブレーキフルードタンク。


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綺麗にしてから、


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エア抜き交換。

 


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クラッチフルードタンクも、


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同様に綺麗にしてから、


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エア抜き交換。


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エンジンのエアクリーナーはエアブロー。


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こちらはヘッドライト内のLEDスモールバルブ。  チラチラフラッシュしているのでNG。


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ウチでかなり信頼性の高いLED。

スモール左右とナンバー灯もダメだったので2セット交換しました。


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耐久性もありますが、色味が白。  青みと黄みの中間なのが気に入っています。


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そしてオーナーが右のライトが暗いと言っていましたが、


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はい、その通り。  点いていません。


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確認するとこちらも社外品のLEDバルブに交換されていました。赤い方。

型式はHB3 か 4 だと思います。 ちょうどウチにあった中古のLEDが同型だったので交換して無事点灯。

 

ちなみにこのロービームで車検通ってしまいました。 意外。


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車検に行くとエアコンの効きが悪い事に気付いた。

若干低いか。


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外部からの目視にて確認できる漏れは無し。

とりあえずガスを1缶補充して冷えるようになりました。


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最後にワイパーアームのゴムキャップが無くなっていたので、


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左右を新品交換。 助手席側はゴムが痩せて乗っかっているだけでした。   以上で完成です。

 

 

 

 

 

 

 

テーブル増設

 

さて、なかなか忙しかった先週を乗り越え、ゴールデンウィークは落ち着きました。

現在入庫車も部品発注待ちとなりますので少し自分事を進めます。

 

作業場でテーブルとして使っているカートがあるんですが、これに折りたたみ式の補助テーブルを付けたいなと前々から思っていたのであります。

 

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この部材は自宅で廃棄になった机の一部です。

唯一この部分だけペラペラではなくしっかりしていました。


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色々と考えましたがカートの横方向、左右に作ります。


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幅を調整してほぼ半分にカット。

意外と木の重量があるので半分にして正解でした。


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元々非常に薄いですが蝶番も付いていたのでそのまま使います。

リベットにて固定。


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ちゃんと上がります。

元、取手だった所が残っていますが問題なし。


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金具は裏側へ。  この金具も机の時に付いていた部品です。  天板と共に使われます。


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レベルを確認して、


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バー側を取り付けます。

下側をこのような締めても可動させられるボルトを使用。名前なんて言うんでしょうか?

そしてバーの上側で固定するようにしました。


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こちら側はその上側をボルト固定。


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こちら側はボルトを差し込み、


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すぐに折りたためるようにしました。

 


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完成です。  全く計算してませんでしたが、いつも使っているキーボードの横幅にピッタリ。 こういう事よくあります。

木目も落ち着けて良いですね。プリントではなく本物ですし。


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そして今回の一番のポイントは下に足を入れる事が出来る事。

今まで横座りで足組んだりシックリこない姿勢ばかりだったので、携帯ホルダーと相まって作業環境が改善されました。

 

この板もしばらくの間、立て掛けてあったのでスッキリしました。


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取付にあたりカートの取手は外しましたが、頻繁に動かす物でもないので無くてヨシ。  またどこかで活躍してもらいましょう。

 

 

追記  2019.5.5

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2歳の娘に取られました。  どうやらピッタリのようです。

 

 

 

ZSU60 ハリアー 社外4本出しマフラー テールピース上げ加工

 

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社外の4本出しマフラーに交換し、これまた社外のハーフエアロの左側にマフラー出口を加工中の車両のようです。


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今回テールエンドが下がっていて、


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奥に入り込んでいるのを改善するべく加工します


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比べるとエアロとの位置関係も、


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左右でズレています。  この辺りもなるべく考慮に入れます。


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左右への分け方はこんな感じ。


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元々右側一本出しなので、左側は純正牽引フックを取り外してハンガーが付けられています。

 


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さて、まずは左右テールピースを切断。


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パイプ側を取付。


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出口の位置合わせをして延長する部材を切り出し。

この2点にかなりの時間を使います。


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最終決定はこの位置に。

 

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仮付けしてから取り外して本溶接。

ウェルドクラフトのガスレンズを使用、ビートのシールド具合が以前よりも良くなりました。


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右側も同様に位置出し。 左右出しは後者を前者にあわせなければいけないので気を使いますね。


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完成後。

 

若干右の右が上がってしまった気がします。。 よーく見ると左の左が極僅かに下がってますね。。  甘さに反省、精度向上に頑張ります。


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出幅の方はこの辺りで。

 

内側2本だけもう少し伸ばすと更にバランスは良さそうですね。

 

 

 

 

CA44A アドレスV50 エンジン不動修理

 

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昨年に組んだエンジンが掛からなくなったという事で引き揚げてきました。


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原因は圧縮抜け。


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なんとヘッドガスケットが吹き飛んでました。


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燃焼室はカーボンだらけ、


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それにより圧縮が上がり過ぎたのでは?  という考察です。


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ガスケットが抜けた事によりシリンダーとヘッド側にもかなりの傷が入っています。


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オイルストーンを掛けてもこの状態。


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シリンダーは前から細かい傷が見受けられました。

前回は簡易的なスプレーで焼き付け処理しましたが、しっかりと傷が埋まっている感じはありません。


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ピストン状態。  大きな傷はありません。


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さて、そこで今回は本格的なコーティング剤を入手したのでテストします。 ちょうど家のレンジを買い替えたので古い方はこちらで頂きオーブンを焼き付けに使用します。 

 

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まずはガスケット傷でテスト。


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もうちょっと盛った方が良さそう。


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ピストンはシリンダー内でスッポスポのカッタカタでしたが、シリンダーに薄め、ピストンは厚めに処理した事によりハマらないレベルにまでなりました。


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シリンダーの傷も埋まってます。


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ガスケットの傷はほぼ埋まり。


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ピストンはリング周辺にも盛りました。

シリンダーとピストンの当たりを確認しながらペーパーで削って調整。


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完成後エンジンを組みましたが、なんとピストンピンクリップをクランクの中に落としてしまいました。。

 

クランク割りを覚悟しましたが、クランクの向こう側に C らしき物を発見!

 

普通の磁石は入らないのでロングのドライバーを磁化して使いました。

ホっとなる瞬間です。 やはりコンロッド周りをウエスなどで覆った方が賢明です。

 

さてそれでは圧縮を測ってみましょう。
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組立直ぐの冷間時、キック、 6.0k


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アイドルでラッピング後、冷間、キック、7.5k


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更に少し速めに回転。するとスタンドごとズルズル動いてしまうので宙吊りにしました。


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ちなみに温間、キック、6.3k


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温間、セル、12.0k


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冷間、キック、7.3k


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冷間、セル、12.0k

となりました。

圧縮が12kあれば新車同様でしょうか⁈

本当ならばキックでもう少し高めの数値が出ても良さそうなんですけどね。


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今回のオイル量です。

今後オイル消費具合も確認お願いします。


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そしてなんと最後の最後でプラグが斜めに入ってしまいネジ山が、、アウト。       気を抜いてはいかんのです。

 

プラグ用の修正器は持っていますが、M12とM14。

このM10用は持っていません。

考えた末に、不本意ではありますが実車プラグをタップ化して対処しました。

 

試運転は昨年よりも良好に思います。  

オーナーさんには引き続きの慣らしとチェックをよろしくお願いします。

 

 

 

 

L152S ムーブRS 車検整備

 

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L152 という事は、4発エンジンのJB搭載車両です。

ヘッドライトから分かるように?  前期です。

あと知りませんでしたがステアリングのシフトスイッチ付きは前期用だったんですね。

 

では進めます。
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元々分かっていたのはヘッドカバーからのオイル漏れ。 プラグホールもエンジン周りもベタベタです。


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プラグはデンソーまだ状態は良さそう。

 

以下は入庫してから発見された不具合です。
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右ロアアームジョイントのブーツ破れ。


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左もアウト。


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左ステアリングラックブーツ破れ。


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タイロッドエンドブーツ左右ヒビ。


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左ドラシャインナーブーツ破れ。


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右ドラシャインナーブーツ滲み。


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リアドラムブレーキシュー残り1mm。


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残っているところは4mmです。

 

 

と、多数の不具合箇所が発見され、見積後、、

家族と相談の結果乗り換える事に決まったそうです。

 

私『ウチの代車用に買い取りましょうか?』

オーナー『おねがいします』

 

という事で予定外でしたが代車となりました。

では交換作業を進めていきます。

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まずはヘッドカバーから。インタークーラーが上に乗っかっているのですぐにアクセスは出来ません。


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カバー裏、


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ヘッド周りもスラッジでコテコテ。


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パッキン類はプラスチックと化しています。パッキパキ。


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カバーを洗浄。


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ヘッドもこのまま落とせるだけ落としました。


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パッキンを交換して戻し。


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プラグは再使用します。

 


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ドラシャはインナーブーツのみ交換。

ドラシャの挿さるオイルシールも交換。

 

ちなみにブーツのインナーバンドは車両に取り付けるまで締めません。 取付して長さが決まったところでブーツ内の内圧を調整後に締めます。


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右も同様。


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しかし右のアウターだけ割入りブーツだったので純正に交換しようと思ったら、なんと純正が割入りとの事でした。  どうやら長い右側シャフトをJBエンジン用に太く設計した事によりそうなったのだと思われます。

私的に割入りブーツは一切使わないのですが仕方ありません。


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その右側アウターブーツの外側からグリスの滲みがあったのでシーリング。


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度々登場しますが、やはり真空保存は良いですね。

こういったちょこちょこ使いには必要です。


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先端は色々と試しましたが、この六角頭のビスが一番でした。  車の内装とかに使われていそうな物。

ビスを抜いても固まっていないのでそのまま使用可能です。

 

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次はジョイントブーツ類。ラックブーツ左右を交換。  予想外に右のロアジョイントがガタガタでした。

 

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アームごとガタの無い中古品に交換しました。

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にしてもアームの後ろ側固定ボルトが上から挿さっている為、フレームに当たり抜けません。 メンバーを半下ろしにして抜き取ります。 ついでなので左側もボルトを下から通しに変えておきました。


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もし緩んだとしても抜ける事はないですが、、

整備性の方が重要です。


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ドラシャを抜いたついでにATFも交換。


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ウチではほぼオイルパン開けちゃいます。

ここに溜まっているスラッジを取る事に意味がある。と思っています。


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綺麗になってます。

 

 

そして距離も13万km越えているのでブレーキも気になってしまいました。
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フロントキャリパー、


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リアホイールシリンダー、オーバーホールです。


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フルードを定期交換していても、ピストン裏は完全には綺麗になりません。 そしてピストンに水分がくっ付いていると錆びてきます。 そうなると基本交換ですので10万kmの節目あたりにバラしておいた方が良いと思います。

 

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リアのシューですが、交換した事って数えるぐらいしか無いと思います。  ドラムってなかなか減らないですからね。

 

よく減る前側が  1mm、新品は4mm。


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自動調整もノッチが進んでます。


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そしてこの型のムーブ定番の、


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ドアアウターハンドル折れ。 見かけたら優しく開けて下さいね。


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これは追加メーターの取り外し。 エンジンルームから室内へのワイヤリングで車両グロメットの内側ではなく外側から通していた事により車両鉄板とグロメットに挟まれていました。  断線の可能性も十分ありますので気をつけて。


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オイルレベルゲージにはスラッジがカリカリに。

こんなところからもオイル管理が伺えます。


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これまた持病のウォッシャータンクの蓋破損。

新品交換。


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これも持病、エアコンの調整ツマミがグラグラに。


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引っ張って抜いてこのナットを締めればok。

 

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ついでに確認したらエアコンパネルの照明が1個切れてる。  週末で部品屋さんも閉まっていたので日産系のパネルから拝借。 そのままではグラグラだったので接点を曲げ直して使用可能に、オレンジキャップを移植してバッチリ点灯。

 

とりあえず今回はこの辺りで良しとします。

 

ん〜、見れば見るほどメーターのLEDを打ち替えたくなりますね〜。   どーしよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RPS13 180SX 5穴化とステアリングカラー

 

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RPS13  本物後期。


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もうそろそろ5穴にしたいということで作業です。


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今回は初めて社外のハブを使用します。

フロントは通常ですとs14かs15のハブを使いますが、そうするとナックル、ロアアームのボールジョイントも同じく必要で、あと車高調のナックル取付穴も拡大しなければいけません。


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しかし今回の社外ハブは、センターのベアリング径が13ナックルにピッタリなのでハブのみでバッチリ。


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180SXには珍しくABSが付いているのでリングを抜き取り入れ替え。

 


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このままハマります。


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こちらはリアですが、形状から純正品だと思われます。


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にしてもベアリングだけでも結構良い値段しますね。


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さて今回ですが、ドライブシャフトを取り外さずに進めてみました。


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裏側からの固定ボルトへのアクセスがかなり悪いのと、シャフトのスプラインの固着具合がクリアできればトライしても良いと思います。


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ちなみにスプライン部はドライのまま組んではいけません。  必ずグリスを塗るようにしましょう。

基本的にスプラインには荷重が掛かります。

 

過去に何件かあったのが前後に動きブレーキを踏んだ時にパキっと異音がするというもの。  結局このスプライン部が原因で、グリスアップして解決。  でもグリスを塗るだけでドラシャを左右交換と作業は同じ、、

せっかくバラしているんですから是非塗って下さい。。

 

 

 

 

さて、ここからが本題⁈  です。

スリットローターに交換したばかりなのもあり、ブレーキローターを穴開けして再使用します。

実質部品はハブとホイールのナットだけという一番最小限の5穴化ですね。

 

ローターへの穴開けは初めてですが進めていきましょう。

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まずは114.3の円周をけがきます。


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穴の間隔を計算。

隣の穴との間隔は 67.18mm と出ました。


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こちらは実測値にてハブ当たり面からボルト穴までを計測。


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それを元に交点をけがき。


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ポンチを打ってミニフライスでドリリング。

 

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ちなみに穴径は、

純正リア 12.75mm

社外品フロント 12.85mm

ボルトは、

ネジ部 11.8mm

根元は 12.1mm

 

ボルトに対して全周 0.3 〜 0.4mmの余裕である。

という事は、計算上綺麗に座標が合えば 12.5mmでもハマるはずである。  なのでまずは12.5mmにて穴開け。


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完了後、確認の為ワイトレ(ワイドトレッドスペーサー)を嵌めてみると綺麗に入った。

よしよし計算通り。


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しかし現実は甘くはない。

実車でハブセンターが固定されると上手く入らない。微妙にズレている証拠である。

 

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そこで穴径を14.0mmまで上げるも惜しい。


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最終は現物合わせでリューターにて調整してようやくハマりました。穴径は少し大きくなりましたが、一ヶ所は純正の穴を使用しますのでガタの問題はありません。  作業しながら思いましたが、全ての穴が大きいと前後のブレーキングで動く可能性もあると思います。

 

さて、こうして穴開けという作業が今まで思っていたよりも難易度が高いと教えられました。

穴開け自体は良しとしても、計測、計算、ケガキ、ポンチ、ドリル刃先の合わせ、 これらによりズレが重なり大きくなっていきます。

 

 

 

という事で2枚目からは作戦変更。 ミニフライスの目盛りを使って穴位置を出したいと思います。

この作業も初。 目盛りを使って位置を出した事はまだありません。 中華製ということもあり精度はどうなのか?

 

 

あれ?  計算して作業に使った紙が無くなってしまったので、今計算し直しました。

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三角関数の計算には「カシオのKEISAN  」というサイトを利用しました。非常に使いやすいです。

 

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対向するボルト穴で基準線をつくり固定。座標の

1個目は、

横に 39.4896...

縦に 54.3528...

2個目は、

横に 103.3853...

縦に 33.5919...

 

フライスのハンドル一回転で1.5mm だったので、回転数に置き換えて進めました。

 

そして物が大きく移動量が取れない為に2箇所開けたら反転して固定し直しまた2箇所。 ここまで来るとこの時点でもズレるのでは?  と思ってしまいますね。

 

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すると当初のポンチマークからこのズレ。

この時点ではどちらが信頼に値するのか分かりませんがこのまま進めます。

 

 

 

そして穴開け(13.0mm)が完了して実車に装着。

 

 

 

おお〜。  すっぽりとハマりました。

 

中華でも精度は使えるレベル、そして三角関数の計算も合っていたという事です。

 

 

が、、 気付きました。  ローターがしっかり奥まで入っていない、、 入らない。。

 

ボルトのネジ部と根元の差は 0.3mm  半径では0.15mm。 この差で引っかかっているのか?


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原因はフロントの社外ハブのボルト根元が純正よりもテーパーに大きい事でした。


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こちらは純正ボルト。


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そこで裏面から逃がしでザグリを入れました。


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右が純正穴、左が新規穴でザグリが大き目となりました。

 

これにて無事ピッタリと合わせる事ができました。

残り2枚を同様に加工して完了となりました。

予想に反して今回ハブ交換よりも穴開けの方がメインとなった感じですね。

 


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最後にステアリングカラーを交換。

13系では定番の部品です。


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純正のゴムを取り外して、

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交換します。ガタが一切なくなります。

この部品程、乗って違いが分かる物はありませんね。