続きます。
左後ろのハブベアリングがガッタガタでした。
作業に掛かると、、
なんとドラシャのスプラインが抜けません。
5kgのデカハンマーでも動きません。
ガスで熱を掛けてからデカハンマーをフルスイング。
こんな固い状態は初めてです。
この作業でのポイントはこのネジ山の先端を潰さない事。 その為にナットを通して面位置にしてからハンマーしますが、今回は強力に叩いた為に先端が開いてしまいました。 後程修正します。
ベアリングを抜きましたが、インナーが残ってしまいました。
こちらも固着具合が強いので、結局削り取りとなりました。
見誤り珍しくシャフトも少し削ってしまいました、、
ドラシャの広がってしまった先端はテーパーに削り。
しかしスプライン部が微妙で、非常に渋く奥までも入りません。
サンドブラスト、ヤスリ、ベルトサンダーを使いなんとか嵌るようになりました。
スプライン部を見ても潰れてるとかは無いんですけどね〜。
後はベアリングをプレスして完了。
こちらはアウトレットパイプです。
オークションにて手に入れましたが、非常にレアな一品で ステンレスの鋳物 です。
説明文に記載がありましたが到着したら本当にステン鋳物でした。
過去にも聞いた事がなく、どこのメーカーなのかも不明。 造り良いです。
通常溶接モノのフランジは歪む為、鉄を使用しますが、こちらはもちろんステン。
その分厚めに造られています。
ちなみにステンは 1.6kg
純正は 2.4kg
こちらはD-MAXのフロントパイプ。
センサーボスが初めから付いてるのは良いですね。
ただ内部のバリやカスはね、、
装着完了です。
後日の焼け具合です。
そしてクランクフロントシールの交換です。
ドロドロですね。 ちなみに右上のエアコンベルトのテンションプーリーも今回固着で交換しましたが、なんと1万円します。 値段も聞かずに発注しましたが、予算がなければベアリングだけ交換した方が良いです。 ベアリング品番は 6301DULX。
クランクプーリーも洗浄。
プーリーからのカスも大量。 エアコンベルトが破断した焼き付きカスも含む。
バッチリきれいになりました。
20万km分の汚れもリフレッシュですね。
最後の作業は、たまに集中ドアロックとパワーウィンドーが同時に動かなくなる。
というものです。
配線図を見ると、電源からロックへ、そしてウィンドーへとなっています。
良くみると、電源とロックの間に CB と記載があります。
んー。 サーキットブレーカー? でしょうか。
場所を特定すると運転席足元のヒューズボックスの裏側となっています。
完全に裏側で見えませんがなんとか取れました。
原因は内部の接点の導通不良ですね。 磨いてカーボングリスを塗り復活です。
納車後も症状は出ていないようなのでこのまま頑張ってもらいましょう。