ウチのムーブです。 気付けば車検でした。
H18 後期 JBの4発エンジン。 搭載車種はムーブ、コペン、マックス、ストーリアです。なかなか良いエンジンです。
一通り見ていくとエンジンオイル漏れですね。
カムカバーパッキンからです。 前回オイル交換では大丈夫でしたがやはり突然やってきますね。
カムは IN・EX がギアで噛み合っています。
タイミングチェーンですね。
カムカバー裏にもスラッジは無く綺麗です。 やはり定期的なオイル交換は重要ですね。 パッキンのゴムはカチカチのプラスチックになってました。
カバーパッキンとプラグホールパッキンを交換。
純正のインタークーラーも大き目です。
プラグをチェック。 あまり好きではないデンソーでした。 定期的に交換するのであれば問題無いですが、完全な突然死は NGK に比べて多い気がします。
少しギャップ詰めてやりました。0.8→0.6mm
結構下側に漏れてました。 洗浄して完了です。
ここでですね〜。 少し前に L150 のメーターLEDを打ち替えたのを思い出しました。
全く気にしてませんでしたが、こう見ると後付けのブースト計と合わせたくなりますね。
やっちゃいましょう。
メーターの針は抜くので0位置はしっかり記録しましょう。
車速とタコで0位置は微妙に違いますよ。
全バラしてスタートです。
今回はネットで仕入れた小技を試してみます。
ハンダゴテの先端を取り外し、クリップを曲げ曲げして装着。チップの両側から過熱して無理なく外そうという発想ですね。
んー。 一向に外れません。 温度が低いようです。
もう少しワットの高いハンダゴテならば良さそうです。
これはウチのハンダゴテの中で唯一、温度調整が出来る物です。 白光の本体別体で立ち上がりも早く350度までなんと10秒です。
ちなみにハンダの融点は大体200〜250度あたりです。もちろん低いと溶けません。特に板金などで大きな物は温度が周りに取られて低くなってしまうのでそれ以上の熱量が必要となります。
しかし見落としがちなのが高温です。通常のハンダゴテをずっと通電状態にしておくとドンドン温度が上がっていきます。コテ先の酸化限界温度は360度と言われています。それ以上で大気に触れると頑固な酸化膜になってしまいます。
なので温度が低いのもダメですが。高いのにも注意が必要です。
最適なハンダ付けのポイントは、
・ハンダゴテの温度を360度以内にする。
・溶かしたハンダの温度を250度、秒数は3秒以内とする。
・ハンダ内のフラックスを高温で蒸発させない。
・ハンダを盛り過ぎない。
この辺りを注意すればレベルが上がりそうですよ。
6ヶ所打ち替えました。
基盤の状態で車両テストしてから組み。
表のカバーも綺麗に洗いました。
はい。 これで後付けのブースト計とも調和が取れましたね。
後はエアコンパネルや、
調整ミラー、
パワーウィンドーあたりとの色の違いが気になる人は要交換ですね。私は気になりません。逆に主張しないところは目立たずで良いと思います。