4年落ちあたりでドアミラーの格納不良となりました。 私的にドアミラーって壊れる印象ないんですけど。
少し前にスバルのXVで同じく格納不良がありましたが、今回は娘さんの車で発生。 こんな事あるんですね。
では進めましょう。
症状は左側。一瞬通電の音は聞こえますがピクリともしません。話ではモーターの音だけしてミラーは動かないとの事でした。
早速内張から外していきましょう。
ロックワイヤーの先端形状も変わっていますね。私は丸い形状までしか知りませんでした。
パワーウィンドーのモーターが既に見えています。 これは新しいですね。
ちなみにドアミラーからのハーネスがガラスのスライドに当たらないように、前側にぐるりと逃げています。 この為下のスピーカーを外してアクセスしました。
はい、外れました。
ミラーとその内側も、昔とは少し変わってますね。
基本的には同じですが。
土台を外して、
格納モーター&基盤を摘出。
XVの時はこの基盤の不具合でしたが、見比べると基盤が相当スマートになっています。
とチェックを進めて行くと、意外にもモーターと基盤はOKでした。
という事で駆動されるギア側を見ていきます。
その為にまず、スプリング上のこの部品を外さなければなりません。 コレ結構手こずります。
取付はカチンとワンウェイ(外す事は考えてません)な上にスプリングの力が加わっており、そのハマっている支柱はプラスチックです。
最終的に駆動されるギアはこれですね。
それとモーターの間にこの樹脂ギアと金属ウォームギアがあります。
良く見ると樹脂ギアの中心が丸くなっています。
その裏側はシャフトの挿さる部分の形状です。
つまりは何かしらの原因により樹脂ギアの中心がズルっと舐めてしまい、モーターが空回りしたという事のようです。
何かしらの原因とは、
①開閉作動が妨げられて樹脂ギアに大きな力が加わった。
②単純に樹脂ギアの強度不足。
③樹脂ギアの片面は少し残っている事から考えると、ギアがシャフトから抜け気味になってしまった。
と言ったところでしょうか。
とりあえず樹脂ギアの修正修理を試していきます。
単純に接着剤とシャフトを入れても回転トルクに負けてしまう可能性が高いので、この様に穴を左右に拡げて強度確保します。
拡げた事により芯が振ってしまうので、ドリルで回転させて芯を出しながら接着してみました。
完成です。
と思ったら、もう少し奥に挿さっていないと取付できなかったのでやり直し。
先に外したロックリングはソケットで打ち込みました。
組み込んで完了。
あれ。 なんかおかしい、、
やってしまいました。
角度がズレてる。
というわけで組み替えに際してまたあのリングと戦わなければならなくなったので考えました。 こう言った内装剥がしの向かって右の内側を鋭利に削り込み。
そしてこの様に滑り込ませると、前よりずっと楽に外す事が出来ました。
いや〜気軽に加工出来る安物の工具も絶対必要ですね。
はい、無事角度復帰。
作動確認も、
開。
閉。
オッケーです。