さて先日送り出したGC8が舞い戻って来ました。
内容としては、エンジンは掛かるようになったが、やはりエンジンチェックランプも消したい。そこで元受けが欠品していたエアフロ周りを新品取付。
しかし、エアフロのカプラーを差すと絶不調でマフラーから黒煙モクモクで→エンスト→始動困難。
という事で再入庫です。
ちなみにですが、同時にGRBも入庫していたのでまずは比較から。
見事な新旧の遭遇。
こういった比較もなかなか出来ないので良いですね。
あとGC8のエキマニはメーカー不明なんですが、差込式の2分割。
抜け止めのストラップ付き。
そして4→1でした。
では本題のエンジン不調に行きましょう。
こちらが新品のエアフロ。
やはりカプラーを差すと黒煙モクモク絶不調。
しかし差さなくても好調ではありません。
考えられるのは燃調が濃い↓
確認すると純正コンピューターの書き換え。
しかしアイドル領域がそんなに増量されているはずは無い。
ではインジェクターが大容量に変わっているのか?↓
トップは黄色のサイドフィード。 調べると、、 どうも純正のようです。
とりあえずコンピューターを純正の中古品に交換しましたが変化なし。
OBD2では無いのでテスターとの通信は ×
流れとしてはコンピューターへの入力値を地道に確認を進めましたが、、 特には、、
そうこうしていると、、
おや?
インタークーラー裏でホースが、、
抜けてる、、
ではなく、
挿さるべきはずの「リサキュレーションバルブ」通称ブローオフバルブ自体がいない。
コンプレッサー側のホースはメクラされているが、もう一本の戻し側のホースは大気開放。
試しに手で塞ぐと、、
、、、正常です。
指の先がコンプレッサーからの入りホース、手の上のホース、向きを上向きに固定しましたがコレが出のホース。
こちらのメクラは簡易的に円形のプレートを作り、ホース内部へ、右側のホースバンドはその抜け止めです。 ちなみにプレートはアルポリ。
という事で無事に完治したわけですが、まとめると。
不調原因はエアフロとリサキュレーションバルブが取り外されている事。
それによりエアフロ〜タービン入口の間からのエア吸い(ホース解放)による燃調→濃い。
前回の燃焼室への燃料漏れも相まって燃調→濃い。
その為入庫時にインマニのホースが抜いてあったのか?
と言った具合です。