マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

後編 GC8 インプレッサ 再故障診断

 

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さて先日送り出したGC8が舞い戻って来ました。

 

内容としては、エンジンは掛かるようになったが、やはりエンジンチェックランプも消したい。そこで元受けが欠品していたエアフロ周りを新品取付。

 

しかし、エアフロのカプラーを差すと絶不調でマフラーから黒煙モクモクで→エンスト→始動困難。

 

という事で再入庫です。

 

 

ちなみにですが、同時にGRBも入庫していたのでまずは比較から。


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見事な新旧の遭遇。


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GC8


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GRB

 

 


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GC8


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GRB

 

こういった比較もなかなか出来ないので良いですね。

 


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あとGC8のエキマニはメーカー不明なんですが、差込式の2分割。


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抜け止めのストラップ付き。


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そして4→1でした。

 

 

 

では本題のエンジン不調に行きましょう。
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こちらが新品のエアフロ。

やはりカプラーを差すと黒煙モクモク絶不調。

しかし差さなくても好調ではありません。

 

考えられるのは燃調が濃い↓

 

確認すると純正コンピューターの書き換え。

 

しかしアイドル領域がそんなに増量されているはずは無い。 

 

ではインジェクターが大容量に変わっているのか?↓

 

トップは黄色のサイドフィード。 調べると、、 どうも純正のようです。

 

 

とりあえずコンピューターを純正の中古品に交換しましたが変化なし。

 

OBD2では無いのでテスターとの通信は × 

 

流れとしてはコンピューターへの入力値を地道に確認を進めましたが、、 特には、、

 

 

そうこうしていると、、


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おや? 

 

 

インタークーラー裏でホースが、、

 

 

抜けてる、、

 

 

ではなく、 

 

 

挿さるべきはずの「リサキュレーションバルブ」通称ブローオフバルブ自体がいない。

 

コンプレッサー側のホースはメクラされているが、もう一本の戻し側のホースは大気開放。

 

 

試しに手で塞ぐと、、

 

 

、、、正常です。

 


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指の先がコンプレッサーからの入りホース、手の上のホース、向きを上向きに固定しましたがコレが出のホース。


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こちらのメクラは簡易的に円形のプレートを作り、ホース内部へ、右側のホースバンドはその抜け止めです。 ちなみにプレートはアルポリ。

 

 

という事で無事に完治したわけですが、まとめると。

 

不調原因はエアフロとリサキュレーションバルブが取り外されている事。

それによりエアフロ〜タービン入口の間からのエア吸い(ホース解放)による燃調→濃い。

 

前回の燃焼室への燃料漏れも相まって燃調→濃い。

 

その為入庫時にインマニのホースが抜いてあったのか?

 

と言った具合です。