初代インプレッサです。
車検証情報が無いのでまとめておきましょう。
年式がたぶん96/09〜98/09
コーションプレートのアプライドモデル(今調べたら「車両型式番号という意味でした)GC8の後ろの「D」から、この車両が「D型」と分かります。
エンジンは「EJ20K」
リアの大型ウィングは4型からとなっていましたので「D→4」? なんでしょうかね。
さて実車に進みましょう。
とりあえず入庫時の状況は、
・エンジンスターター回らず(リビルトスターターに交換済み)
・エンジン下への燃料漏れ大。
あとバッテリーがほぼ上がっているのでまずは充電です。
しかし充電後もスターターは回らず。
車外への燃料漏れも確認すると、珍しい2分割社外エキマニの差込部から… これ通常の一体モノだったら漏れてこないのかも… です。
となると想像がついてきますね。
その流れでスパークプラグを外すと、燃料でベタベタ。
そして4番からは大量の燃料が出てきました。
そう「液体圧縮」によりピストンが動かなかった。という事です。
「ウォーターハンマー」という言葉がありますが、これは逆に動いているピストン上に水などの液体が入る事により圧縮出来ずエンジンが破損する現象を言います。
よって停止時に液体を燃焼室に充満させるとクランクは回りません。 ちなみにヘッドガスケットから冷却水が漏れ、燃焼室を満たしてもお察しの通り同じ状況となります。
次にインジェクターの取り外しです。
このタイプはサイドフィード、Oリングが大小2つずつ付いています。
大から漏れればインジェクターから外へ。
小から漏れれば燃焼室へと漏れます、今回はこちらですね。 確認すると純正では無いOリングやOリングの傷がありました。
どうもインジェクター自体が純正かどうかも怪しく思われます。
こうして燃料漏れは止まり、無事エンジン掛かるようになりました。
この車両は部品をいくつか取り外された不動車で買い取っているようで、とりあえずエンジンが掛かればOKという作業内容でした。 なのでエアフロがエアクリごと無かったのでエンジンチェックは点灯しています。
最後に燃料漏れについての注意事項です。
「火気厳禁」 ! は当然として、
1番気を付けなければいけないのが、
「アスファルト」です。
染み込ませるとアスファルトの結合が溶け、後日ボロボロになってしまいます。
コンクリートは大丈夫です。