まずはエンジンの異音からです。
冷間時の掛け始めからガラガラ?系の音。エンジン本体です。
調べるとピストンとシリンダー壁の削れによりクリアランス大。それによりピストンスラップ、ピストンの首振り音が良く出るようです。
アイドリングからシフトを R や D に入れると音が大きくなる事からもスラップ音と思われます。
異音はパワステポンプのエア噛み音もありました。
漏れはポンプ本体からの滲み。それと画像のメンバー上のホースからの漏れ。
この手のバンドで良くやるのですが、バンドを一度分解して、ホースに当たる場所をズラして固定し直します。 バンドのワイヤーがゴムを変形させて締める力が弱くなった為に漏れるのでゴムがしっかりしている新たな箇所にて締め直します。
分解時や亀裂が大きい場合はホースを新品にするのがベストですが、これでも結構持ちますよ。画像はズラして洗浄後。
画像中央にパワステタンクからのホースがあります。こちらも同様に漏れています。
同じようにバンドを処理して洗浄。
ベルトのキュンキュン音もするので交換します。
どうやらフルードの滴がベルトにも少量回っていたようです。
細かい亀裂と、フルードで少しペタペタします。
ベルトは1本ベルト、サーペンタインです。
品番は 7PK1776
ベルトを外し、オートテンショナーのプーリーを回すとシャラシャラ音。 調べるとプーリーのみの設定があったのでプーリーのみ交換。
その他の不具合箇所は、
フロントのスタビリンクブッシュの破れ。
フロントロアアームジョイントブーツの亀裂。
タイロッドエンドブーツの亀裂。
最後はエアコンコンプレッサーの高圧ホースからの漏れ。 冷媒オイルでベタベタです。 そういえばコンプレッサーが入るかが未確認です。