マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

MH34S ワゴンR エアコン不調診断

 

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今日もエアコンです。

症状は、冷間時始動〜走っている時は冷風だが、その後のアイドリングと再始動後はぬるい風となる。 です。


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ゲージを繋ぐと始めは正常。 しかし回転を上げたりしていくと徐々に高圧が上昇していきます。

 

・圧力差がしっかりあるのでコンプレッサーはok。

・電動ファンも回っています。(前から後ろに)

コンデンサーに水を掛けるとグッと圧力が下がります。

 

これらからコンデンサーの詰まり(リキッドタンク含む)⁈   辺りによる冷却不良?  を疑いコンデンサー、それと同時にエキスパンションバルブを交換という流れになりました。


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コンデンサーは社外品。


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ラジエター側もエアブローして清掃。


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見比べると、社外品の方が 4mm ほど厚い。

これは冷却が期待出来ますね。

 


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続いてエキパン。 

バッテリー奥あたりにあります。


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汚れはもちろんありますが、酷い状態ではありません。

 


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そしてガスチャージ。


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もう少し高圧が低くても良さそうですが、上まで振り切る事はなくなりました。


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吹き出し口温度も 13度 、 回転を上げると 10度 あたり。

 

ぐるりと試運転をして完了としました。

 

 

 

その後納車しましたが、、

 

 

 

 

 

 

 

なんと、、   『また同じ症状です』  という事で再入庫してしまいました。

 

 

 

 

 

 

こうなるとですよ。

あと考えられるのは、、
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電動ファン  ⁈   です。

 

風の向きもokで、回転もしている。

一度 ok としたファンを疑います。 回ってはいるが、風量が少ないのでは?  という疑いです。

 

コレは何かで測定出来る物では無いので難しいですが、手を当てた感じもう少し風量があっても良いのでは? と思えてきました。

 

とりあえずファンモーターまでの電源系統とモーター単体での違いを確認する為に、エンジンoffでモーターにバッテリー直で配線してみました。

 

すると回転の強さは変わらず(電源系統はok)若干のカラカラ音が聞こえてきました。↓

 

 

 

これでファン確定となりました。

 

 

 

そしてファンの見積をしていると、スズキのホームページで電動ファンの記載があるのを発見!

 

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正に的中車両!   危うく普通に部品発注するところでした。。    しかし無料で作業してもらえますが、ディーラーの予定がパンパンで3週間程ウチにてお預かりとなりました。

 

https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2016/0908b/

 

(読めなっかたので貼っておきます)

 

 

 


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そしてディーラー完了後に引き取ってきました。

道中劇的にではありませんが冷えてます。  走行中にアクセルを戻した時に、冷風の温度が一瞬上がるのが少し気になりましたが以前に比べれば良好です、

 

高圧も上がり続ける事はありません。


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低圧配管に水滴も付いています。 冷えている証拠です。


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吹出し口温度は13度。特に変化はありませんでした。


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最後にエアクリを固定しているところがガタガタと振動してうるさいので、ワッシャーを追加して音を止めておきました。

 

時間が掛かってしまいましたがこれにて完了です。

上記の対象車両は電動ファンを要確認して下さい。

ファンが明らかに弱かったり、オーバーヒートでエラーなどが出れば分かり易いですが、今回のように若干弱い場合には注意が必要ですね。