マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

KDH201 ハイエース スパレスター取付2台目

 

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更にハイエースの入庫です。

スパレスターの取付2台目。


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前回本体重量を測り忘れたのでチェックです。

  2.5k  でした。 重過ぎず、軽過ぎず。


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前回と同じレイアウトでリアピースの直線部分を切り取って置き換えます。


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前作業では書いてませんでしたが、リアピースのフランジを留めているボルトがほぼ固着しています。

慎重に外し、タップ&ダイス、最後は耐熱グリスが必須です。

 

 

では下ごしらえ。

⚪︎スパレスターの両耳をカット

⚪︎純正リアパイプをカット&テーパー加工


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車上での溶接時にはバッテリー端子の取り外しが必要ですが、1台目で仮合わせ溶接が無しで進められたので今回は外さず。 


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タイコをレイアウト。


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そのまま後ろのパイプをあてがうと純正と同じ少し右へ。


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そこでパイプを斜めにし、


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溶接。

 

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センターへ調整しました。

 

 

しかし1台目(アイドリング確認はしましたが実走確認はしていませんでした)と違いこの2台目は引取ではなく私が納車へ。

すると信号待ちアイドリングで少しカラカラ音⁈  

もしかしてタイコが左右に揺れているのか?


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到着し確認してみるとタイコの横に擦れた跡を発見。

やっぱりか、と思いつつもよく考えるとコレはリアの板バネの上下動によるものです。

アイドリング時の音はルーフに積んであったハシゴだったかもしれませんね。


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なので一番後ろのマフラーブッシュをもう少し左にズラしてタイコとギリギリに。


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反対のスペアタイヤ側とはこの隙間に。

相当タイトなスペースです


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その状態でマフラーブッシュをホースバンドにて締め上げ固定しました。


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これによりグッと揺れは無くなり固定できましたが、出口が左に少し動いてしまいました。

 

という事で1台目も確認が必要です。

宜しくお願いします。

 

 

 

KDH201 ハイエース デフィ ブースト計 取付

 

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最近ハイエースの入庫が続きます。


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今回はデフィのブラックフェイス。  ブースト計の取り付けです。


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この手の車両へは初めてですね。

さてどうしましょうか〜。


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この画像は回転しちゃってます。これだと運転席から見た状態になります。

純正のブーストセンサーから二股に分けました。


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さてハーネスはどうするのか。 純正ハーネスへの割り込ませはカバーが固く断念しました。


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そこで見辛いですが、この丸窪みがちょうど良いのでグロメットを使いましょう。

 

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コルゲートチューブを通して取付。


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メーター位置は指定通り。


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コントロールユニットは頻繁に触る車種でも無いのでダッシュのセンター下側へ。  それでも一応は運転席から届く範囲です。

 


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では試運転です。気になるブースト値は⁈

 

普通の踏み込みでは 0.5k

加速の踏みでは 1.0k

キッチリ踏むと 画像の様に 1.1k

でした。

ちなみにディーゼルは負圧がありませんので 0から下へは動きません。。

なるほどですね。

 

 

 

 

我が家のダックス ヘルニアからの復活

 

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早いものでもう12年のおばあちゃんです。


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以前飼っていたダックスは同じく12、3歳のおじいちゃんの時でしたがヘルニアに。  オスの方がなりやすいみたいですね。


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現在はメスなので大丈夫かと思っていましたが、遂に発症してしまいました。


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気付けば食欲が無くなり、あまり動かなくなりました。


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後に病院に連れて行くと、ヘルニアと診断。


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コルセットと飲み薬です。


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しかしなかなか回復せずに何度か病院へ。


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その後、本当に弱ってしまいもう長くはないと悟りました。


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そんな時に私の頭に浮かんだのは食でした。

この子がウチに来てからずっとドックフード。 基本的にカリカリの。  当たり前⁈  ですよね。

 

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ちょうど母親が味噌汁を作っていたのでそれとゴハンをあげてみてはと助言。


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もう長くないかもしれないからあげてみようとなり、コレが事の始まりです。


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何と犬が違ったかのようなガッつきぶり。  この変化には眼を見張るものがあります。


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そのまま味噌汁ゴハンをあげ続け、気付けばヘルニア治ってました。  というか何だか毛ヅヤが良い。

今まで見た事ないぐらいツヤツヤ。  そして目にも活力が見て取れます。

逆に今までで一番若々しい!


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よく考えればあんな得体の知れないドックフードって一体何だ?  って話ですね。  人間で言うと三食コンビニ弁当って感じでしょうか。

そもそも昔にはドックフードって物自体が無かったはず。 人と同じ構造であるが故に今回の事で食の重要性を再認識させられました。

 

自然の素材を満遍なく頂くのが一番。

 

その逆は添加物まみれ、→  例えば家で作ったおにぎりとコンビニのおにぎり、家のおにぎりはスグに傷むがコンビニのは傷まず硬くもならない。  この違いは何なのか?

 

そしてヴィーガンなどの偏食、 → 肉は人間にとって重要な必須栄養素。  これを意図的に断つ宗教的思想である。  ちなみに動物愛護などの可哀想という情に働き掛け菜食主義を普及させようとする団体。 それらの根底には宗教団体の思想がある。

 

生長の家』 で検索。    

 

 

結果として犬でさえ重要な食は、人にとっては更に重要である。 だからと言って高い物を食べろと言うわけではなく、自然で安全な物を選ぶ事、何にも増して食の重要性を認識する事が必要である。  

 

 

 

 

KDH201 ハイエース スパレスター取付

 

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お電話を頂きました。

 

『スパレスターってマフラーを付けたいんですが』

 

私  『え⁈  スパ、、、  なんです?  アクラポビッチみたいなヤツです?』

 

『いえ、防爆仕様のマフラーです』

 

私  『よく分かりませんが分かりました』

 

 

 

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到着するとコレが噂のスパレスター。


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本名は『スパークアレスター』 火花を消す、みたいな感じだと思います。  工場などの構内での排気ガスを起因とした爆発事故防止用という主旨です。


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内部構造は単純で、排気ガスを入口で壁に当て、


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そこから筒内へ放射状に出して温度を落とすようです。 内部が風車の様に回転するわけではありません。

 

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ネットを調べると取付場所は様々、製品自体はマフラーに差し込んで固定する構造になっています。

 

本来であれば純正マフラーは無加工が望ましいとは思いますが、単純なマフラーエンドへの取付では車体外へ飛び出してしまうのでNG。

 

そうなると切断加工は絶対です。

それならば純正の様なレイアウトが一番と思います。 


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ちょうどスペアタイヤ横が短いストレートとなっているのでココに決めました。


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実際に収まるかは合わせてみないと分かりませんが。

 

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まずはスパレスター本体の両パイプを切り落とします。  入口側にスリットが入っているのと、ストレート部分が意外と短いのでその調整です。 切り落とし後の長さは 29cm だったかな。

ちなみに今回のスパレスターはステンレス製をチョイスされています、耐久性を考えても正解ですね。


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純正のテールピースも切断。


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比べるとスパレスター側が少し太い。


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そこを合わせこむ為テーパーに、


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ほぼ合いました。 ストレートのパイプであればプレスで加工出来ますが、形状の付いている物はハンマーを使い徐々に修正していきます。


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まずは前側パイプと合わせ。見えている真鍮のプラグは水抜き用だそうです。 真下になる様にレイアウト。


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車上での溶接の場合にはバッテリーのマイナス端子を外すのがセオリーです。 通電していると最悪の場合コンピューターなどの電気系部品が飛ぶと言われています。  直しているのか壊しているのか分からない事だけは避けたい所ですね。

 

今回も端子を外しましたが、上手く溶接部の面が出れば車上での仮付けも無しでいけそうですね。  こんな所でベルトグラインダーは威力を発揮します。

ちなみにトヨタ純正ナビは不用意に端子を切るとロックされてしまう物が多いので注意が必要です。

今回の車両はセキュリティロックがあると見せかけて実は無い車でした。 


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さて、後側の出口の角度も出来るだけ修正してレイアウト、溶接しました。


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最近の溶接では、


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以前よりも酸化せずにシールドされるようになりました。


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完成です。


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思ったよりも収まっています。


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ちなみにマフラー出口をなるべくバンパー開口部中心に近づくように修正しました。


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変化量は少しですが加工前と比べるとこんな感じです。  画像自体の角度が違いますが若干外側向きとなっていました。

 

 

 

 

 

工具箱用に補助テーブル製作 溶接仕様へ

 

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先日テーブルを作りましたが、こっちの工具箱にも作りたくなりました。  というよりもソロソロ箱の上に置いてしまう物を一掃して、今後は置かない様にしたい。


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まずはテーブルの天板を物色。 家に解体したテーブルの正に天板のみを発見。 


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材質は圧縮合板。 MDFだと思います。


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それを横幅を測りカット。

金具も整理していて見つかった物を使います。 どうやらアストロキャンピングに使われていた物のようです。


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高さを合わせて取り付け。

工具箱側へはリベットを打ちました。


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イスが入り、


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折りたたみも可能。。


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のはずが、、  何故かテーブルが水平にならず、その為に金具の上側を曲げて調整。。  したが為に折りたたみできなくなってしまいました。  この辺りはまた考えます。


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次は箱の上を一掃。


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この際アルミの縞板を乗せようと思いつきました。


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意外と深いのでコンパネも切り出し、


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間に入れました。


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裏返せば平らな面となります。


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余った板が補助テーブルにもピッタリ。


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ちなみに今回エアソーの刃が全く無くなっていたので、初めて裏返して使ってみました。

根元なので刃は100%残っています。刃の向きが手前切りから奥側切りになりますが問題なく縞板も切れました。 直線切りであればリバーシブルで使っても良いですね。


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そしてアルミの板を置いた事により溶接用の台として使おうと更に思い付き。

 

補助テーブルのアースはそのままパクっ。


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箱上の板は乗っかっているので普通にアースが取れません。 悩みましたが寸法上ちょうど手前側に1cm程余裕が出来ていたので、


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そこに固定用クランプを取り付け、それ自体をアースポイントとしました。

 

こうなればもう上に不要な物を置く事も無いでしょう。 やはり 整理整頓清掃 は仕事よりも重要です。  まだまだ手をつけられていない改善箇所は多いので順次進めていきたいですね。

 

 

 

 

 

ランドローバー ディスカバリー2 鉄チンホイール

 

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デッカいタイヤが到着しました。

息子も喜んでます。

 

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現在は純正アルミにYOKOHAMAのジオランダー


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それを新品鉄ホイールにしてタイヤも新調。

今回はグッドリッチのKM3。 私はこの辺りには詳しくなく、オーナーさんの方が博士ですね。

 

ホイールは右のようにメッキの鋲が打ってあったので全て撤去しました。 


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折角の雰囲気が台無しで間違いなく邪魔してます。


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よく考えると新品の鉄ホイールって初めて見たかもしれません。  今の時代は全てアルミです。  わざわざ鉄って。  でも確かにこのジャンルは鉄ホはありですね。

 

 

さて気になる⁈  重量は。
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鉄ホイール  14.1kg


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グッドリッチ KM3   27.3kg

 

足すと、、、       41.4kg。     ん⁈   重過ぎです。

 

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なんとか交換は出来ますがバランサーへの取付、最後のセンターロックが自力では無理でした。  41.4kg  を片手で持ち上げる事が出来ません。  初めてジャッキで補助しました。


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ウェイトも下手すると足りなくなります。

一輪  480g !


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ウェイトですが、上は指でしっかり押した状態。

下はハンマーで慣らし後。  ハードな使われ方が予想されるのでしっかりと圧着しました。


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ウチのウェイトは通常のシルバーです。  最近では黒色のウェイトも売られていますが使用頻度が高いわけでもなく、やはり割高なので導入はしていません。

 

しかしこういった場合、画像のように表から目立ってしまいます。


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なのでラッカーのつや消しブラックをハケ塗りしました。  まあ本当に稀な事なのでいつものこの手法で十分であります。

 

しっかりと存在を消していますね。

 

 

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ちなみに純正アルミの重量は   11.2kg

 

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そして以前にジオランダーを組んだ時に2本目のビート上げで爆発したのを思い出した。

エアー充填が何キロくらいかは忘れましたがサイドウォールからドカン!  空気が震えましたね。

 

原因はビートがホイールの段差を乗り越えられずにロックしての爆発。  その後はCRCで滑らせながら慎重に進めました。  

 

それ以前にBCNR33純正ホイールで同様にビートが上がりきらない時がありましたが、エアーは7キロオーバーでも上がらず。  最後はCRCへと辿り着きました。  

その頃でもタイヤが爆発、ましてや新品タイヤでってイメージは全く無く、それよりも高圧で上がるビートに叩かれたホイール側が欠損して吹き飛んで来る事例の方を警戒していました。

 

何事も経験ですね。 後の話でジオランダー自体にクセがあり難しいと聞きましたが、今回鉄チンではスンナリ。  原因は画像の純正ホイールの段付きです。

 

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確認すると、段付き部の角度は 75度、奥行きは 17mm 。   社外アルミではまずあり得ない程の段です。  それに加えて指の箇所、平面から曲面へ繋がる所に若干の違和感を感じます。 平面が長過ぎるというかもう少し早くアール付けた方が自然なのでは?  正にこの部分が犯人だと思われます。


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あとタイヤのサイドにも違いがあったので載せておきます。  上のグッドリッチの方がサイドまでブロックになっています。サイドウォールガードと言うのかこの部分でも走れそうですね。

 

そういえばジオランダーの重量だけ測り忘れましたな。

 

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最後に交換のビフォー、


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アフター。  この変わり様。


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ナットはセンターキャップがハマる形状になっています。  色も黒では無く自然な感じに見えますね。


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背面タイヤの脱着、、、  腰痛持ちは気を付けて。

今回は練習を兼ねてオーナーさんがやりました。

 

 

 

 

 

 

 

HH3 アクティ バッテリー上がりからの〜

 

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以前に車検などで登場のアクティです。

今回は仕事中にバッテリーが上がったという事で入庫。

 

現車を診ると確かにバッテリーが上がっている。 そしてバッテリーの交換歴を確認すると他店で2年も前ではない。

 

では車両から充電はしているのか?   →   ok。

 

停車時に電気を消費していないか?   →   ok。

 

以上の事からシックリ来ませんが、とりあえずバッテリーを充電して様子見して頂きました。

 

 

 

 

すると早い段階で再発。  今回は自宅での朝イチに始動不良。  私も出動して確認してきました。

 

確かにバッテリーが上がっている。そして他車からブースターを繋げるとスンナリではありませんが何とか掛かりました。

 

ブースター時もセルが反応しない時があったのでスターターモーター不良と判断して発注。  車両はそのまま引き揚げ。

 

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再度バッテリーを充電して部品到着後スターターを交換。


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これにてモーターは元気に回るようになりました。

何度もテストして ok。 


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ちなみにエンジンの掛かり自体も悪かったのでスパークプラグをチェック。


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とりあえずオイル漏れにより没ってます。


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プラグも完全に消耗しています。

こんな状態でも普通にエンジン掛かるからスゴイですよね。

 

ギャップは、
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新品  1.1mm


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外し品 1.6mm

 

 

これにてだいぶ掛かりも良くなりました。

そして納車の段取りを取った翌朝、、、

 

 

エンジンが掛かりません。  というかスターターが回り切りません。

 

 

 

これはもしや、、、

 

 

 

 

プラグを外すとその向こう側には緑の液体が、、、

 

 

 

 

ここに来てようやく根本原因が判明しました。

 

この車両は元々冷却水が少しずつ減っていくのを補水でごまかして使っていた所、今回漏れる量が多くなり一晩停車しているとシリンダー内が冷却水で充填されてしまい、液体は圧縮出来ない為にスターターが回らなかった。  という事です。

 

オーナーさんも事業で毎日使用しており、古い事もあり次回の車検は通さないとの考えですが、何分車検を取ったばかりなのであと1年ぐらいは頑張ってほしいとの事。

 

そういう訳でヘッドガスケット交換へ突入です。


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ヘッドカバー。 オイル管理も良くなくコテコテ。


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シリンダーヘッドです。


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シリンダー側にはバッチリクーラントが見えます。


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バルブにも漏れの形跡があるのでステムシールも交換していきます。


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つまりはヘッドもバラバラとなります。


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全ての部品を洗浄してラップ巻き。


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ステムシールはスプリングの色で識別。

白  →   in

黒  →   ex


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アルミパイプを合わせて打ち込みました。


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ヘッド面はオイルストーンにて簡易面出し。


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ヘッドの組み。


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このエンジン、E07系はプラグホールに至る隙間が2箇所あります。 漏れの大部分はこの内の下側。

画像のスプリングの右側の隙間部分になります。


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上から見ると隙間が見えると思います。 なのでコレ系のオイル漏れ修理は簡単には終わりません。 

ちなみにこの車も漏れ漏れでしたがやはりこの場所から、ゴムがパキパキのプラスチックへと変質していました。


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さて、ヘッド側を完了してシリンダー側へ。

こちらも軽く面を出します。

 

 

おや?

 


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目の錯覚ですね。 ライナー横のアルミにまるでクラックが入っているように見えます。

 

年中無休が影響しているのか2番シリンダーで見えた幻が3番シリンダーにも見えるようになりました。

 

でも1番には見えません。。

 

 

ここまで来てのこの現実。 愕然としますね。

 

 

とりあえず時間的余裕も無く仕方がないので肉持ちのあるシーラーを塗り塗りして組みました。。。

 

その後冷却水が減らないようになってくれ。 と願いつつエア抜き。  ん〜、、、   残念ですがやはり少しずつ減っているように思われます。

しかし以前の減りよりはかなり少量です。一晩置いてからプラグホールより内視鏡で覗いてみましたが液体は発見出来ず。  状態は良さそうです。

エンジンの掛かりもだいぶ良くなりこれにて完了とします。

 

 

しかし、、

 

 

まだ終わらせてはくれない。

 

 

 

納車後にまたバッテリーが上がったとの連絡が、、

、、、オーマイ、、、

 

こんな事ってあるんでしょうか⁈   私の頭にはシリンダーのクラックからまた漏れ漏れになったという最悪のシナリオしか思いつきません。。

 

 

とりあえずブースターで掛かったとの事で入庫。

オーナーさんとの話でもまだ絞り切れないと伝えて預かり。  しかし予想に反してどれだけテストしても症状は出ず。  2日目も元気に掛かってしまう。 何度繰り返しても掛かってしまう。

 

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そんな中、ふと気が付いた。

オーナーさんは個宅の配送業で使われている。 

つまりはハザードランプを多用するのである。

 

電圧計と電流計をセットしてチェック。  ハザードが特に大きく電気を食っているわけでもなく正常。

バッテリーの電圧も維持している。  しかし、、

 

5分程放置してキーを回すとバッテリーが4Vまで落ちた。    結局バッテリー不良と判断し交換。

交換歴が浅く、充電して普通に使え、停車時の電力消費が無ければこれまた普通に使えるという状態、ウチでは交換というレベルには思っていませんでした。

 

オーナーさんには何度となく納車引取となってしまい御迷惑をお掛けしました。  更に成長出来るように精進します。

 

終結果、バッテリー上がりからの〜   バッテリー上がりという事でした。