マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

HORIBA MEXA-324G 排気ガステスター修理

 

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ブログは初で、調べると画像の圧縮やら、いろいろあるんですね。  パソコンも詳しくないので、これを機に勉強していくのが良さそうです。

 

さて、本題のテスターですが、もうカバーが開いていますね。

自動車の排気ガスの2成分、COとHCの量を測定する物です。以前にヤフオクにて購入した中古品で、アナログではなく、デジタル表示であればそんなに古くはないかな〜   という判断でした。

普通に作動し、たまにですが使用できていました。

 

そして今回、整備工場の認証取得の為に校正したところ、HCの濃度が半分しか上がらない、という事で出直しとなってしまいました。

 

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とりあえず以後の道筋は2つ。

修理か買い替え。

ちなみに今時の新品は30〜60万。ん〜ムリ。

とりあえず取説も無かったので、メーカーへTEL。

さすが大きな会社は対応も素晴らしく、取説もPDFにてすぐさま届き、技術的な事は担当者から折返しますと、、30分程で御連絡頂きました。ありがとうございます。

その結果、この機種は既に25年以上経過しており、サポートが終了していました。要は修理不可なのです。

 

 

という事で、とりあえず自分でバラしていく事になった訳です。

結果として数値はバッチリ復活しました。

もしも他社、他機種で不調の方は御自分で一度開けられても損は無いかと。

 

まずカバーを開けると、年式相当のカスやホコリが満載でした。全てエアブローで飛ばします。

基盤の裏にも細かいホコリがいましたので短絡防止でピンセットにて除去。

 

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ココが核心のセンサー部分です。

こんな事が無ければ調べもしませんでしたが、測定原理は、赤外線を導いた排気ガスに当て、ガス中の成分に吸収されずに残った赤外線の量で判断しているようです。新しい物に関しては違う手法かもしれません。

 

やはりこのセンサー部のガラスと、真鍮管が汚れていたのでキレイに磨き上げました。

それと、現状は維持していましたが、ガスを導くホースがさすがにパキパキだったので交換しました。

しばし考えましたが、ホームセンターの燃料用ホースとなりました。

 

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これにて作業は完了ですが、数値が大丈夫になったかの判断が出来ません。校正用の専用ガスがあり、これを機械の校正用ガス入口より注入。測定値をガスの基準値に合うようにボリュームで合わせる。というのが校正です。今回はボリュームで合わせきれなかったという訳ですね。

このまま確認もせずに校正に行く勇気と時間は無いので、どうしようかと考えていたら、使用期限は切れてますがガスあるのであげますよ。と天の声。

森◯君ありがとう!

 

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おかげでしっかりと数値の確認と合わせ込みが出来ました。

 

そしてもう一度正規の校正に出掛けましたが、思いもよらずトラブル発生!  校正ガス入口からガスが入らない、、   しかし構造は分かっているので慌てません。

こりゃガス入口のホースが抜けたな。。  処置して無事合格。

原因は校正ガスが簡易の缶ではなく、瓶のボンベで圧力が高かった事。そして交換したホースと元々付いていたホースバンドが合ってなく、緩かった事です。  この辺りは帰ってワイヤーロックしました。

 

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あと、取説にも使用後は30分以上はパージで空気を通す事。  とあり、そんなには必要無いでしょ〜  とか思いましたが、センサー部をなるべく汚さない為には必要だと思います。