XVです。 今回右のドアミラーの格納が全く動かなくなり入庫しました。
ちなみに型式のGP7はホンダのフィット・シャトルも同じみたいです。 こういうのがあると部品屋さんは紛らわしいでしょうね。
車両は8万km手前の初度登録から5年超え。 保障延長もわずかに届かず。
さてこのミラーの格納ですが、あまり壊れるイメージは無いのですが、ディーラーオプションでロック時とエンジン始動での自動格納ユニットが追加されている為に、作動回数の多さに音を上げたのか?
最近のアイドリングストップ車も、それ用にワンランク上のスターターモーターが付いています。 同じく最近の新車時からオートで格納するような車両もそれ用に設計されているのかもしれませんね。
では、進めていきましょう。
まず直感ではほぼ、モーター不良。
しかし100%ではありません。 もしもがあるかもしれませんので探りましょう。
外れてますがミラー面には熱線がありますね。
ミラーはドア内装を外してアクセス。
そしてバラし。
丸い穴の奥に白いカプラーが見えますが、これが格納用モーターへの入力です。
そしてこれが抜き出したモーター部分。
基盤とセットになっており、モーターは昔のミニ四駆と同じですね。
モーター自体は小さいですが歯車でトルクアップされてます。
ここでモーターに直接電気を流してみましょう ↓
「ウィーン」
動きます!
しかし基盤の入口からの入力では動かず。
ということは基盤エラーによる故障となります。
とりあえず外した車両側カプラーでも電気の入力を見ましたが、12v来てます(この場合未作動時に流れていて良いのかが不明。モーターが不動なので流し続けているのか?)
はい、という事で正常作動の左側も外してしまいました。
カプラーが同じなので試しに右側に取り付けてチェックしましたが正常。
これにより車両側からの信号は問題無し確定です。
そして左側もバラされて摘出。 同じ物が並びました。
見間違うのでLRは私が書きました。
全く同じ物で正常作動が確定している物と見比べが出来るというのは良いですね。
私は基盤系は詳しくないのでこうして比較したかったんです。
それぞれ抵抗などをチェックしていくとどれもOK。
結論は中央の黒い箱。 スイッチの役割であるリレーの不良というところに行きつきました。
同じ物が有れば交換で間違いなく直ります。 しかしこの品番では見つからず。
このあたりに詳しい方に聞きましたが、こういった製品にインストールされる基盤用は専用品が多く流通はしていないとの事。 納得です。
それならば同じ作動をする物で基盤に足が刺さればよいのですが、そこまでの知識が無い。 刺さらないとしても配線ジャンプにて作動Okと考えますが、、
という事で今度はリレーの箱を破壊してのチェック。 内部の接点焼けや固着もなく綺麗です。
そして何故か、、
正常に動きます!
何なんでしょうね。
壊した箱をホットボンドで修復。 内部スペースをなるべく取れるようにしました。
もう少し詳しく見ると、リレー内のコイルが怪しく思います。
コイルへの通電によるスイッチの引き寄せが弱いのでは? というのが最終結論です。
という事で車両に戻していきます。
ちなみにドア内装内側の、指で指している白ではなく黒いスポンジを巻いた物が後付オプションの格納ユニットです。
作動は、、
OK!
だったんですが、、
やはり完調ではありませんでした。 クローズは得意なんですが、オープンが、、
一度動いてしまえば連続して機能しますが、エンジン掛け始めのオープンが苦手のようです。 なので手でアシストしてあげると頑張って動きます。
本来であれば交換なんですが、後から調べたら新品ミラーモーターASSYで¥30000近いんです。
まあこのぐらい動くのであれば様子見も有りかと思います。
またその不具合があの小さいリレーだけっていうのが分かってる。 っていうのももどかしいですね。
ウォンテッド → Panasonic ACTB12A42 または 互換リレー