木を切る場合、どこの場所でも自由に切って良いのか?
答えはNO。
意外にも切るラインは厳密に1本しか存在しないのです。
そしてそのラインは木、自らが教えてくれている!
例として、切り取った「かしの木」の枝で見てみましょう。
コレです。
Yの字の右側は過去にぶつ切りされ枯れています。
注目すべきはこのライン。
枯れた事により浮き出ていますが、本来ならばこの線で切って欲しいと木が訴えているんです。
では何故このラインで無ければいけないのか?
それは簡単に言うと、
「木の内部ダメージを出来る限り少なくする為」
私は幸運にも、木に興味が出て直ぐにこのコジット理論と出会いました。 そしてその直前までは、やってはいけない切り方ばかりをしていた為に、その内容をよりグサリと実感したのです。
では実際に確認してみましょう。
外観からはこのラインで枯れがピタッと止まっているように見えますが、、
パカっ。 茶色い枯れがその内部まで進行しています。
更に股のところでも確認してみると、左側の枝内部にも枯れが入り込んでいるのが分かります。
枝自体は健康。
更に割ると、
こんな感じです。
ちなみにその下側も割ってみると、、
ザクっ、
パカっ。
やはり内部に枯れが進行しているのでした。
外見は普通、 でも内部は、、
これを知った時はホント愕然としましたね。
そしてこの事は多くの人が、 「知らない事実」である。