嫁のE91。
今は家のミニバンの為、ナンバーを切ってあります。 検切前にバッテリーを新品にしてから一年放置。
この手のバッテリーは結構な大きさがあるのでスターターが回らないぐらいの上がりだろうか? と予想(ターミナルは繋いだまま)
結果は見事な完全上がりの0ボルト、、
もっと早く見ておくべきだった。 と言うかマイナスターミナルを外しておくべきです。
という事でまずは充電から。
始めは充電器がバッテリーを認識してくれませんでしたが、何とか蘇生。
ちなみにバッテリーは後ろなのでフロントで繋いでます。 マイナスはこの位置が正解。 他のボルトでも通電しますがここに専用ターミナルあります。
さて、無事充電出来たわけですが、
一年放置してあったという事は、エンジンオイルは全て重力で落ちてしまっていると考えられます。
カムやピストン周りの油膜もほぼ無いのでは?
この状態でエンジンを掛けてしまう事←これが世に言う「ドライスタート」という物です。
潤滑のオイルはエンジンが回転する事によりポンプも回りますが、普通のタイミングでエンジンが掛かってしまうとオイルが行き渡る前に高速回転&力が各部に掛かってしまいます。 メタルベアリングの摩耗もこう言ったドライスタートによる所もあるようです。
ではこう言う場合はどうするのか?
はい、単純ですが「エンジンが掛からないようにしてクランキングをする」 です。 こうして各部をオイルで潤沢にしてからスタートさせるわけです。
方法としては、
①点火をさせない。
②燃料を止める。
となるのですが、望ましいのは②。
①ではシリンダー内部に燃料吹いてしまいますから。
という訳で確実なのは「クランク角センサー」のカプラーを抜く事。 これで点火&燃料の両方が止められます。 SR20なんかは目の前にあって楽ですが、 このエンジンは手の届く所にはありません。
そこでヒューズ作戦に変更。 場所は助手席グローブボックス奥にありました。
ヒューズの説明書があったのでとりあえずエンジン関係を抜き。
そうそう、テスターでクランキングさせる作業サポートがあるかと思いましたがナシ。
ヒューズを全て抜くとEKP(燃料ポンプ)がエラーとなりエンジンが掛からないクランキングが成功しました。
多分ですが、この70番を抜くだけでOKなのでは? と思われます。
クランキングは5秒回して10秒空ける的な感じでスターターモーターとバッテリーを休ませつつ、オイルが全体に行き渡ったイメージが持てれば完了でしょうか。
あとバッテリーには常時電源又は救援車ブースターも必要です。
車に限らず、あまり乗らないバイクなども始動時は気を掛けたいですね。