ではチャージャーです。
このあたりに詳しくないのですが、調べると第4世代の「LD型」との事でした。 今回の入庫は、左後ろのLEDウインカーの球が3個不灯で歯抜けになっていると言う内容です。 そこで早速テールを外しました。
するとコネクター部分から手作り配線が2本、、 テール裏側はブチルテープが巻いてある、、
そこで探りながら見ていくと、ブチルテープの箇所でカットされており、、 開けると内部も加工されていました。
この内容としては、本来純正でウインカーに赤色のLEDが使われている所、日本の法規では「オレンジ」でなければいけないので、その対策として加工された物のようですが、、 その方法に絶句しました。
純正の基盤側は赤いLEDを外してビニールテープ張りにて殺し、新規にフリー基盤を直接両面テープ留めしてからビニールテープにて絶縁という、何ともアグレッシブな状態でした。
そして使われていたLEDはフレックスタイプ。 少し大きいですが4本足で砲弾型に比べて固定も良く、放熱性も優れ、輝度も出ます。
さて、ここから診断ですが、、
LED自体は全て生きていました。 そして抵抗もOK。 残るは一か所ずつ導通を確認して行くと、、
画像中央の、モリっとしたハンダ部分と、その下のLEDの足との導通がありませんでした。 目視ではくっ付いているが、テスターではNGと言った感じです。 そこで一度ハンダを溶かしてみた所、LEDの足が弾いているようだったので、ヤスリで削ってから溶かし込んで導通OKとなりました。 そしてその後の点灯テストもOK。
あとは殻割のフタの戻しとなりますが、当初は補強の入ったブチルテープが使われていました。 しかし、私は確実性が無く、更に手が汚れるブチルは嫌いなので、ホットボンドで固定してから、シリコンシーラントで防水する事としました。
ちなみに車体側はこの通り、背面のスポンジ箇所以外は完全な防水が必要となるのです。
取付後の最終確認もOK、左下の3か所が不灯でしたが、無事復旧完了です。 しかし、全体的に不安が拭えない加工状況ですので、今後も不具合の出る可能性はありそうに思われます。
私が思うに、、 純正基盤の赤LEDをオレンジに打ち替えて、抵抗を調整した方が良かったのでは? と考えますが、、 それには何かしらの問題があるのか? はたまたこのフレックスタイプを使用したかったのか? 答えは不明です。