マルチクリエイト☆2児パパサロン

仕事のクルマ、バイクなどの機械系。家庭内での掃除、修理が主です。あとは、人生の歩み方を、独り言として綴っていきます。

HJ61 60ランクル フレーム錆修理 「穴だらけのマイナンバーカード、カラープリントで顔認証パス」

 

まずは本題の「RAPT理論+α」です。

rapt-plusalpha.com

政府は今年の12月に健康保険証とマイナンバーカードを一体化する方針を示していますが、他人のマイナ保険証を用いた「なりすまし受診」が事実上、可能な状況となっていることが判明しました。

政府は、マイナ保険証を利用する際は原則、顔認証か4桁の暗証番号が必要となるため、「確実な本人確認と資格確認を同時に行うことができ、なりすまし受診が防止できる」としています。

しかし、長崎県保険医協会の会長を務める本田孝也さん(67)は、マイナ保険証に載っている顔写真をカメラで撮影・カラープリントし、顔が印刷された紙を「顔認証読み取り機」にかざすと、わずか3秒で本人だと認識されたとして、注意喚起を行なっています。

その原因について、慶応大学の八木晃・二非常勤講師(情報管理)は、「マイナ保険証の顔写真は360度カメラとは違って平面的に撮影されたもの。顔認証システムはその顔写真と照合する仕組みなので精度が低くなる」と解説しています。

次々と問題が噴出する「マイナンバーカード」、今回は顔写真で顔認証をパス出来てしまったと言う内容ですが、、 もう完全に信頼性は皆無と言えるでしょう。

 

そしてマイナンバーカードにまつわる負債は全て本人にあると記載されているので、「なりすまし」や「盗難」など、それらによって被る被害は泣き寝入りとなります。

 

関係各所に莫大な税金を投入しておきながら、国民にとって何のメリットも無いモノは消え去るべきです。

 

◯中国籍の女、マイナンバーカード偽造で逮捕 自宅から750枚が見付かる 1日あたり1万2000円〜1万6000円の報酬を受け取る

◯岸田内閣、現行の健康保険証を2024年12月2日に廃止することを閣議決定 マイナンバーに関わる企業から自民党に億単位の献金

◯【マイナンバー問題】全国の市町村長の4割が、健康保険証廃止の延期を求めていることが判明 一方の岸田総理は「延期しない」と明言

 

 

 

 

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では60ランクルです。

今回入庫は車検でもあるのですが、実は一番の作業が今回のフレームの錆修理となります。 それでは早速進めて行きましょう。


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これは左後タイヤを外したところですが、今回の錆穴はリアリーフスプリングの前後の取付箇所となります。

 

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ですがまずはその中央のバンプラバー部からです。

 

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ラバーは無くなり横から突くとボロボロと、もう完全に朽ちています。


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しかし意外にもフレーム側の錆は進んでおらず、

 

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こちらはレーザークリーナー処置のみで済みました。 この後ジンクにシャシーブラックを吹いてから新品のバンプラバーを取り付けて完了。

 


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ではここからは肝心の錆穴修理です。 ここは左リアリーフの前側のマウントになりますが、完全に穴が開いてしまっています。 ちなみにこのフレームの鉄板の厚みは「4mm」、そして現在の状況は、現オーナーさんがコツコツとニードルスケーラーで錆落としし、そこから錆転換剤&シャシーブラックを吹いてある状態です。

 

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そこでこちらでもニードルスケーラーを当てると当然のように赤錆は現れます。

 

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そしてレーザークリーナー処置。 それにしてもリーフマウントの前後でここまで穴が開いてしまうと強度的に不安になるのは当然と思いますが、問題なのはその修理方法です。 通常であれば穴の開いた箇所を新規の鉄板で切り継ぎ補修が妥当でしょう。 しかし現車はマウントやステーを頑丈な「リベット」留めとしている為、簡単に取り外す事は出来ません。


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ですので、今回はパッチ当てでの溶接補修となりました。 4mm厚の鉄板を切り出して、

 

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マウントやステーもろとも溶接補強。

 

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この前側も同様で、


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プレートを、


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溶接しました。


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そしてこの溶接した箇所と言うものは既に酸化しており、そのまま塗装すると新たな錆の発生原因にもなりますので、再度レーザークリーナー処置を行う事で綺麗になります。


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そうした上でジンク&シャシーブラックを塗りました。

 

 


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では次は同様に、反対側である右側。 先程の左と比べると小さ目な穴にはなりますが、


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パッチを切り出し、


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周辺ごと溶接。


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その後のレーザークリーナー処置も忘れずに、


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ジンク&

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シャシブラでフィニッシュです。

 

 

 

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こうして無事補修の完了した前側ですが、実のところ更なる問題はこの後側でした。 上の画像はその外側であり特に異変は見当たりませんが、、 

 

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その内側は、、 大変な状況となっていました。 この部分は先程のフレームの「ロ」の字型とは異なり、何と「コ」の字型。 更にはコの字フレームの内側に補強のコの字プレートがハマり込んでいる為、その隙間から水分が浸入し腐食が盛大に進行したようです。 そしてそれらは強固なリベットで固定されている事もあり、気軽に分解する事は出来ません。

 

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さて、まずはこのミルフィーユ状の錆箇所をハンマーやニードルスケーラーで攻撃しましたが、ボロボロと砕け散りました。


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その後左右共にレーザークリーナー処置しましたが、


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しかしこれらで分かった事は、厚い鉄板同士の間に出来た錆と言うのはその鉄板を押し曲げるほどの力があり、且つ間に挟まれた状態では砕く事も出来ません。 鉄は酸化すると鉄鉱石へと戻って行きますが、この字の通り、まさに「石」の硬さです。


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その為、もう崩す事の出来ないこの状態でレーザーにて黒錆化しジンク塗装。 そしてこの箇所の強度確保の為の補修方法をいろいろと模索しましたが、、


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結果としてこの部分に4mmステーを溶接する事としました。 前述の通りフレームがリベット留めな事、そしてコの字型な事、あとは錆の具合も酷いので後から手を入れられる形状。 などを考慮した結果です。

 

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本当に最低限ではありますが、リアリーフのリアマウント上部のフレームと、その上側にある構造物をこのステーを介して「ロ」の字としました。


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溶接後は同様にレーザークリーナー処置し、


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ジンク&シャシブラで完成としました。 錆は甘く見ず、早目に処置しなければならない事が良く分かる事例でした。